アジと言えば小田原。最旬は春の4月〜5月ですが、伊豆から大磯にかけて続く餌が豊富な岩礁地帯に生息する「根付きのアジ」が一年を通して水揚げされる名産地です。
この週末、天気も良かったのでドライブがてら小田原に行ってきました。目的はアジフライと、ずっと行きたかったソトソトデイズです!
鎌倉から小田原までの道のり
僕が住む鎌倉から小田原は調子がいいと1時間。
この日は土曜日で案の定江ノ島までが混んでいたことに加えて西湘バイパスに乗る手前、大磯での車線規制+早川出口での長蛇の列があったために10時30分出発12時30分到着でした。
大磯は工事のための車線規制で1車線になっているので、渋滞の様子を見て国道1号に迂回して大磯西インターか、西湘二宮ICから乗った方が早いかもしれません。
また、早川出口は信号が青になっても合流する道が混んでると詰まって身動きが取れなくなるので、先の小田原西ICまで行って降りる方が早かったりします。
天気がいいと稲村ヶ崎を越えたところから江ノ島と富士山が一望できて、海がキラキラ光ってきれいなのでドライブルートとしては最高です。ただ、休日は混みますので時間に余裕を持つことを忘れずに!
小田原のアジフライが一番うまい!
そして目的のアジフライですが、小田原駅や小田原城からもほど近い小田原漁港(早川漁港)で食べるのがおすすめ。
ここは魚市場の周りにたくさんの飲食店が並ぶエリアで、休日の昼時になると新鮮な魚料理を求めるたくさんの人で混み合います。
無料の駐車場もありますが、激込みだと長蛇の列で車がまったく動かないので、僕は近くにある135号沿いのコインパーキングに入れちゃいます。漁港周辺が大渋滞しているときも毎回駐車できるし、そこからでも歩いて5分なので穴場ですよ!
▼こちらの資生堂ジャパンの隣がコインパーキングになっています。
お目当てのアジフライですが、店を選ぶなら「大原」か「かご平」でしょう。魚市場から早川橋に向かうメインストリート(と言っても短いですが 笑)に隣り合ってあります。
どちらも10席程度の小さいお店ですが、味は間違いありません。
おさかな食堂 大原
大原は名店として知られ、この界隈で一番混んでいます。
「せっかく小田原に来たのだから」ということで選んで間違いありませんが、確実に待ちます。
開店前から並んでの1巡目か、記名しておいてお昼のピークを外すかのどちらかですが、ラストオーダーが14時30分なので待っている組数によっては入れない可能性があります。
ただ、初めて食べたときはアジフライの概念が変わるくらいの衝撃で、「アジフライってこんなにうまいのか!」と驚きました。
特に夏や冬は店の外でじっと待っているのもツラいので、ちょっと辺りを散策したり、隣のお土産屋を冷やかしたりして順番を待つのが良いと思います。
おさかな食堂 大原
神奈川県小田原市早川1丁目6−10
定休日:日曜、第2第4月曜
営業時間:11:15~14:30(ラストオーダー)※夜の部は現在営業休止中
かご平
大原がいつでも混み合う中、隣にひっそりとあるのが「かご平」です。
行列ができることも少なく、店構えも小さいので敬遠しがちかもしれませんがこれが大間違い。僕の中では大原と比べてもまったく遜色無いクオリティです。
多くの人がそうだと思いますが、初めて訪れたのは大原が混み過ぎているから隣に、というものでした。たぶん子どもが2歳を過ぎたあたりだったと思いますが、小さい子供連れでも優しく接客をしてくれて、「ありがたい…」と思っていたところにサクフワのアジフライ。
思わず2枚追加(1枚300円で追加オーダーできます)させてもらったのと、我が子が食べた初アジフライとなりました。
今回も相変わらずのおいしさ。オーダーが入ってから衣を付けたり刺身を用意されるので正真正銘のできたてが提供されます。うちの子はアジフライ2枚食べてました(笑)
刺身盛合せ定食もすごく豪華ですし、大原に引けを取らない品質で待ち時間も少ないので、自信をもっておすすめします!
何でほかで食べるのと違うんだろうなぁー?本当にうまい。
かご平
神奈川県小田原市早川1丁目6−10
定休日:日曜日
営業時間:11:00~17:00
干物のお土産なら「早瀬のひもの」
小田原で干物を買うならここだと思います。
駅からはちょっと離れていますが、「かまぼこ通り」と呼ばれる通りのはずれにあります。駅方面からであれば通りの入口あたりに蒲鉾屋さんがあるので、そこで揚げかまぼこをテイクアウトして食べ歩きしながらにちょうど良い距離です。
このお店も出会いは偶然で、お土産に蒲鉾を買おうとこの通りに入ったところ、帰り道に真っすぐ車を走らせていたらたまたま見つけたという具合です。
帰ってから食べてみたところ、これが抜群においしい!
酸化防止剤や添加物は使っておらず、干物に必要な塩も無添加甘塩。すべて手開きで、箱根山系の天然井戸水で一つひとつ丁寧に作られていると聞いて納得です。
よくあるお土産屋では小田原産以外の干物が売られていたりしますが、せっかくなら専門店でいいものを買われるのがいいと思います!(値段も手頃です)
早瀬ひもの店
神奈川県小田原市浜町3丁目8−4
営業時間:9:00~17:00
https://hayasenohimono.com/
干物をもっとおいしく食べる方法
焼くのはもちろん七輪がおすすめ。
干物のためにわざわざ炭火をおこすのが大変なイメージがありますが、火起こし器があれば家庭用のコンロで簡単に火がつけられます。
火起こし器はフタがあるともっと着火が早く・楽になります。
蓋つきの火起こし器も売っていますが、蓋だけ買う場合は下記からどうぞ。(探してみたのですが、amazonでしか取り扱いが無く、楽天やYahooショッピングでは「蓋のみ」という商品自体ありませんでした)
炭火は強火の遠火が基本ですので、火起こし器で着火させた後は七輪に入れてしばらく放っておきます。特にオガ炭や備長炭は長く持つ分火がつきにくいので、炭全体に火が回る(全体が粉をかぶるくらい)まで放置して、その間にほかの料理を作っておくのが良いです。
炭火で焼いた干物はガスコンロで焼いたものとは全然違い、遠赤外線効果で身がホックホクになります。BUNDOKのものなどアウトドアでも使えて買いやすい値段の七輪もありますので、持っていない方はぜひ!
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