由比ガ浜通りで独特の雰囲気を醸し出していた極楽カリー。
気になりつつも売切れるのが早く、結局行けずじまいだったのですが2020年9月に大町の入口に移転!
ものすごくご近所になったこともあり、先日初めて伺ってカレーをいただきました。
極楽カリー
結論、これは唯一無二。
これまでいろいろなカレーを食べてきましたが、ほかでは食べたことが無いオンリーワンのカレー。僕はとっても好きです。
滋養豊富、活力増強。味付け塩のみ水を使わず香辛料と野菜でチキンを2泊3日煮込んだおもてなしすカリー。鶏肉ほろほろ、辛くないのにスパイシー。後味さっぱりで食べ飽きず。お子様から年配の方まで召し上がっていただけます。
極楽カリー
とのうたい文句の通り、無水で煮込まれたチキンはスパイスの味が染み込んでいてホロホロで、食べた後の満足度が非常に高いです。
メニューがチキンカレー一本というのも潔く、店主の自信の表れのように思えます。
カレーはそのまま食べても十分おいしいのですが、テーブルに置いてある「極楽粉」をまぶすとさらにスパイスが足され、より一層味わい深くなります。まさに極楽に上っていく感じ。
極楽粉は、下記の5つのスパイスブレンドとのことです。
- シャタバリ
- ホーリーバジル
- ピッパリ
- ブラックペッパー
- ジンジャー
現在のお店の場所は(僕が鎌倉に越してきてからは)、Bure → 読ム読ム → Jijico と変遷を辿っていますが、駅側から来ると大町エリアの入口に位置する好立地。
この過去のお店たちもそれぞれ個性があって非常に魅力的でしたが、それに負けない強烈な個性があります。
日曜とたまに土曜が定休日で、営業時間は昼の12時から売り切れるまで。
予約等はできないのと、店主が一人で切り盛りしているので電話も繋がりにくく、混雑状況を含め「行ってみないと分からない」のですが、もし食べることができたらきっと満足されると思います。
また、なかなか行くことが難しい方に朗報です。こちらの極楽カリーは通販でも買えます!
極楽カリーのサイトから直接購入できますので、「興味があるけど平日は行けない…」という方はこちらでどうぞ!
極楽カリー
神奈川県鎌倉市大町1-2-19 Yビル 1F
営業時間:12:00~15:30(売り切れるまで)
定休日:日曜、たまに土曜
https://gokurakucurry.com/
ほかに鎌倉駅周辺でカレーを食べるなら
鎌倉はカレーを出すお店が多く激戦区でもあるのですが、その中から鎌倉駅周辺でのおすすめなお店をご紹介します。
オクシモロン
鎌倉のおしゃれカレーの筆頭かと思います。
鎌倉では小町のほかに鎌倉駅西口にも1軒あり、二子玉川や大阪の北浜にも出店されている人気店。
カレーのレシピ本も出版しています。
カフェのような店内は落ち着けて特に女性受けが良く、物販も作家物の器やオリジナルの雑貨などがありセンスを感じさせます。
全20席と決して広い訳ではありませんが、テーブルや調度品が落ち着いており、上質な空間です。
カレーはスパイスをふんだんに使ったエスニックカレー。
和風キーマカレーやエスニックそぼろカレーが看板メニューですが、ほかにも季節限定のスペシャルメニューや日替わりカレー、手作りのスイーツなども楽しめます。
行列必至ですが、11時のオープン時のみ前日までに予約ができます。
鎌倉に観光する予定があり、「人気店で並ばずに食べたい!」「午後からは江ノ島などに出掛けて時間を満喫したい!」という方は予約することをおすすめします。
檸檬
夜はランデブーデザミ (Rendez-Vous DES Amis)というお店で、店主でオーナーシェフの副島モウさんが考案した料理はどれもリーズナブルで美味しい。
後から料理界では名の通ったすごい人だと知りましたが、そんなことは微塵も感じさせず、気取らずフランクに立ち飲みと美味しい料理が楽しめるのが常連さんが多い理由でもあると思いますし、この店のいいところです。
夜、食事に行く前の軽く1杯や、反対に食事後にもうちょっと飲みたい、というときにおすすめできる確かなお店です。ワインもビオワインや手頃に飲める赤白など豊富で、料理や気分に合わせて楽しめます。
子どもが生まれる前は頻繁に行っていましたが、また行きたいなぁ…。
そんなランデブーデザミが昼に始めたのがスパイスカレーの「檸檬」。
夜の味の確かさを知っていれば納得ですが、とても完成度が高いカレーです。
サフランライスでなくレモンライスであることや、パクチーの使い方、スパイスが利いた味わいなど随所にこだわりと昼夜の共通点が見えます。
なお、口コミに「間借り」といったレビューがありますが、これは間違いで、昼も夜も同じ方が料理も経営もやっています。なので味は保証付きです。
キャラウェイ
コスパで考えるなら第1位でしょう。1977年創業、老舗の名店です。
いつも混んでいるのでお店で食べたことは少ないですが、カレーソースをテイクアウトでよく買っています。
昭和レトロな外装、店内も懐かしさを感じさせる雰囲気で、若い方には新鮮に映ると思います。
店内で食べると、そのライスの量に圧倒されます。お店の方に「うちは多めですけど大丈夫?」と聞かれますが、本当に多いです(笑)。
普通盛りで550g、小盛りで300gなので、女性や食べられる量に自信が無い方は少なめで頼んだ方がおいしいカレーを楽しめると思います。
カレーは欧風仕立てのこってりとした味。ビーフ、ポーク、チキン、チーズ、エッグ、ホタテとハヤシライスがあります。
観光地のど真ん中にありながらも680円/780円というリーズナブルな価格設定が良心的です。(ホタテのみ980円)
カレーソースのテイクアウトは並ばずに買えるので、お土産にするのにもちょうど良いのではないでしょうか。ガッチガチに冷凍されてあるので、近郊ならそのまま持って帰れると思います。
あしなや
前の3店舗とは違ってラーメンや定食を扱う食堂です。昭和11年創業。
お店も昔ながらの内装と印象なので、観光で来られる方はちょっと入りづらいというか、選択肢に入らないかもしれませんがこちらのカレーが実は鎌倉名物です。
あしなやのカレーは小麦粉とカレー粉を丁寧に炒めた「焦がしカレー」。
見た目も黒っぽく、コショウがきいたスパイシーな味でほんのりほろ苦く、こちらも他では味わうことのできない独自性の高いカレーです。
同じく名物のサンマーメン(サンマが乗っているのではなく、野菜と肉のあんかけが乗っている麺です)とあわせ、長いお店の歴史の中で愛されてきた一品。
意外と言っては失礼ですが「あの味」が食べたくなり再訪することになるレベルでおいしいカレーです。
鎌倉駅の東口は、鶴岡八幡宮に向かう小町通りは毎日喧騒の中ですが、駅の反対側は夏以外は観光客もまばらでそれほど混んでいません。
駅から1分、電車が混雑する時間帯を避けて待つ間でも利用しやすい場所にあり、席数が結構あって空いていることが多く穴場のお店。
「並んで待つのは嫌だし、時間が無いなー」というときにはぜひ、試してみてください!
あしなや
神奈川県鎌倉市小町1-4-18
営業時間:
[月・火・木・金]11:00~15:30/17:30~21:00
[土]12:00~21:00
[日・祝]12:00〜20:00
定休日:水曜
0467-22-1011
他にも珊瑚礁やバワン、woof curryなどもありますが、今回は駅周辺ということで除きました。
でも、マイベストは逗子のスパイスツリーです。
こちらはまた後日ご紹介したいと思います。
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