さすがに重くてキャンプに持っていくのは悩みますが、ふるさと納税でもらった南部鉄器の鉄瓶がとっても良いので紹介します!
いや、意外にオートキャンプなら持っていけるかもよ?超頑丈だし・・・
先日愛用しているコーヒー道具についてはUPしたのですが、こちらに注ぐお湯。これを我が家では南部鉄器の鉄瓶で沸かしています。
鉄瓶の特長
お湯を沸かすだけで分かる「違い」
鉄瓶は火が当たる底だけが熱くなるのではなく、全体がものすごく熱くなります。この状態によってまったくお湯が冷めない、というのがまず一つ目の特長。
そして、お湯を沸かすと水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが鉄瓶と反応・付着することで軟水化してまろやかになります(カルキを吸着というやつです)。
日本の水道水は軟水なのでそこまで違いはないんじゃないかと思われるかもしれませんが、イエイエまったく変わります。当然、海外のミネラルウォーター(硬水)では同じ水なのにまるで違う飲み物になります。
南部鉄器のメーカーがまずは白湯を飲んでみることを勧めているように、「お湯を沸かす」というそれだけで、南部鉄器の鉄瓶が持つ実力を知ることができます。
コーヒーやお茶の味を引き立て、料理に使えば塩分控えめに!
この、硬さがなく飲みやすくなるということは、コーヒーやお茶の風味を一層引き立てるということ。豆や茶葉が持つ本来の味が存分に引き出せるので、いいものやこだわったものを使うときにぜひ使っていただきたいです。
また、軟水化してまろやかになるということは、味噌汁などの汁物を作るときに味が濃く感じるということで、調味料や塩分を控えめにできるというメリットもあります。ぼくは高血圧でして、このことを知って以来、料理で使う水は鉄瓶で沸かしたお湯を冷まして用いてます。(妻が、です。笑)
育てる愉しみ
鉄瓶はフライパンやダッチオーブンなどほかの鉄器同様、育てる愉しみがあります。
最初は面倒に感じても、それが次第に愛着に変わります。
使う前のシーズニング
最初に使う前にシーズニングをします。とは言ってもフライパン・スキレットやダッチオーブンほど面倒ではないです。
- 水(できれば硬度300mgくらいの硬水が良いとのこと)を入れる
- 沸かす。その後使うときもそうですが、8分目くらいまでにするのと、蓋は外すかちょっとずらします。そうしないと沸騰したときに吹きこぼれます。
- 蓋をしてお湯を捨てる。捨てた後、鉄瓶自体が熱いのでそのまま内部を乾かす
- 1から3の工程を3回くらい繰り返す
使った後のお手入れ
大事なのは鉄瓶は急須と違い、お湯を溜めておくものではないということです。お湯を沸かしたら使い切るかほかの容器に移し替え、蓋を取って内部を乾かします。
(反対に、南部鉄器だと思わずやってしまいそうですが急須は火にかけてはいけません。購入するときもこの用途の違いは明確に意識する必要があります)
お湯を残したままにすると錆の原因になります。錆びてしまってもお湯が赤くなったり金物臭さが無ければそのまま使っていて良いそうですが、ひどくなってしまった場合は茶殻を入れて沸かすと錆が落ち着くそうです。
こちらの及源さんのサイトに詳しく掲載されています。
あとは、せっかく吸着した成分が取れてしまうので、内部に触れないこと、洗剤やブラシで洗わないことが大事です。鉄瓶はお湯を沸かす用途ですのでそもそも必要ありませんしね。
鉄分補給、それ以上の価値
そしてよく言われるのですが「鉄分を補給する」という目的。実際は「鉄分が溶け出す」というのは僅かではあるようなのですが、少しでも摂取を心掛けたいときは有用です。我が家でも、夏のあいだ娘が飲む麦茶は鉄瓶で沸かしたお湯で作っていました。
このように、おいしくするという大前提の目的はもちろんのこと、大切な人のために鉄瓶で湯を沸かすという「人を思いやる気持ち」を込められることが、鉄瓶を使うことの最大の価値のように思います。
100年物を手にする
そして何より鋳物が持つこの存在感。
こちらは1852年創業の及源鋳造のもの。及源鋳造は南部鉄器のメッカ、奥州市水沢区(世界遺産でもある平泉の文化圏)にあります。水沢地区の南部鉄器は盛岡より歴史が古く、およそ900年前の平安時代まで遡るようです。
伝統の文字の通り、脈々と技術を伝え継承してきたものが手元にある喜び。
職人さんが作ったものを受け取り、今度は自分の手で育てる。
10年使い込めば10年分の風格と味が備わり、50年100年経てば世代をまたいで受け継がれていく。
どの家庭でもお湯は毎日沸かすと思いますが、その毎日の生活がしっかり吸い込まれた100年物の鉄瓶。そんな夢を思い浮かべながら、目の前の鉄瓶を眺める。・・・焚火の前で!最高じゃん!
この記事を書いて、キャンプにこそ持っていくべきものだと考え直しました!妻に「荷物が多くなる!重い!」と言われようが持っていきます!
それがいいね!秋冬キャンプでも沸かし直す必要が無いから、いつでもお湯割り楽しめるね!
実際に鉄瓶をキャンプで使ってみました
期待通り、キャンプ場の自然の中で映える存在感!
茶道における野点のように、屋外でコポコポとお湯を沸かすのは趣があり、かつせっかくキャンプに来たのだからこそ少しでもおいしくコーヒーを飲みたいという気持ちにも応えてくれます。
何より鉄製ということで頑丈なので、キャンプでの取り扱いも神経質になる必要もないのが楽です。逆に車で移動するときに他のギアを壊す方が心配でした(笑)
GOLPIE COFFEE
原料の仕入れから焙煎、お客様の手の中の1杯のコーヒーまで、一貫してこだわった高品質コーヒーの専門店。
オーナーの河合さんは2015年に焙煎技術を競う競技会で日本一獲得しており、毎年生産国へ赴き、自らが納得したコーヒーだけを厳選して買い付け。味は確かです。
パッケージも生産国の風景やブランドの世界観を表現しておりお洒落でプレゼントにもおすすめです。
おすすめする鉄瓶
ご紹介してきた鉄瓶、いかがでしょうか?
キャンプが好きで、モノに対する愛着や「いいもの」の大事さを分かっている方はその価値を理解していただけると思いますが、もちろん普段の生活を彩る道具としてもたいへんおすすめです。
こちらの記事で写真にも載せているマイ鉄瓶は、ふるさと納税で手に入れました。
なかなか実際のお店で買う機会は少ないと思いますが、ふるさと納税なら実質2000円で手に入るのでおすすめです。
外径: 17.2cm
全長 ※注ぎ口を含む: 21.2cm
全高 ※持ち手を含む: 18.1cm
蓋までの高さ: 7.7cm
重量: 2kg
我が家ではあまりにも大きなサイズは持て余してしまい、収納も大変なので以下の条件でかなり物色して決めました。ちなみにだいたいの鉄瓶はIH対応ですのでご安心を。
- 手頃なサイズで収納しやすい
- 1リットルくらいお湯が沸かせれば十分
- 南部鉄器と言えばのアラレ文様
- ツル(持ち手)が折りたためる
見落としがちなポイントですが、家庭でもキャンプに持って行くうえでも、収納を考えるとツル(持ち手)が折りたためるかは特に重要です。
色々見た中で、ツルが倒せるのはこの商品くらいしかなかったんですよね。
ふるさと納税でなくても、amazonや楽天に岩鋳など他メーカーの鉄瓶も含めたくさん出品されています。用途によってだいたいの大きさを決めたら、あとは長くずっと使うものですから好みのデザインを選ぶのみ。
南部鉄器がある暮らし、鉄瓶がある暮らしをお過ごしください!
ふるさと納税をするなら
ふるさと納税は1月1日~12月31日が区切りですので、これから年末に向けて駆け込みの時期となります。実質2000円の負担で大量のお肉や野菜・果物、工芸品、それからアウトドアグッズなどさまざまな返礼品をゲットすることができるので、大変お得です。
ふるさと納税ができる(住民税と相殺されて、返礼品がもらえる)寄付金には上限があり、そろそろ年間の収入が見えてくる時期ですのでまだ余裕がある方は12月の期限に向けて、まだ始めていない方は間違いなくやった方がいいです。
実は僕もここ3年間でふるさと納税を始めていて、なぜもっと早くから始めなかったのかと後悔しているところです…。
ふるさと納税ができるサイト
さとふる
TVCMも頻繁に放映され、業界最大手のサービスです。登録してある自治体の数=返礼品の数も非常に多く、人気ランキングや特集による探しやすさと発見のしやすさやふるさと納税の仕組み・手順などが丁寧に説明されています。
また、サイト自体のデザイン品質が高く、初めての方でも迷わず楽しく選定ができます。
さとふるの魅力!
- マイページで配送時期と配送状況がわかる。
- さとふるが配送管理しているため返礼品の到着が早い。(最短1週間)
- せっかくの寄付ならみんなの評判をチェック。お礼品レビューが豊富。
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業界最大手だからこその返礼品の豊富さと、ユーザー数の多さ=レビューの多さ、サポートの充実さが最大の魅力です。
楽天 ふるさと納税
楽天もふるさと納税に力を入れており、現在1000を超える自治体の登録があります。
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ふるさと納税での寄付金は住民税と相殺されて、実質負担2,000円で返礼品がもらえるという仕組みですが、この寄付金(=支払金額)に対してのポイント還元なので断然お得です。
ふるなび
ふるなびはその他のサイトと比べて家電返礼品の種類が圧倒的に多く、Amazonギフト券が寄付金額に応じて最大7%還元されるのがメリットです。
キャンプ用品を扱う自治体も多く登録されており、さとふるより多いなと感じます。
ふるなびは2年連続で
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に輝いており、豊富な会員サービスを誇っています。
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