僕が愛用しているキャンプギアの中でも上位に来るものに、VENTLAXの2wayアジャスタブルコットがあります。
購入してからおよそ1年半、10回以上のキャンプで使っていますがまったくヘタることはありません。
睡眠にリラックスタイムに活躍してくれているVENTLAX コットを改めてご紹介です。
コット自体のメリットなどの説明は省きます~
VENTLAX 2Way ADJUSTABLE COT
ハイ&ロー、2スタイルに切り替えて使用可能
VENTLAX 2wayアジャスタブルコットはハイスタイル、ロースタイルのどちらにも切り替えて使える2Wayコットです。
まず、これがとっても便利。
主にはハイスタイルで使うことが多いのですが、テント内で圧迫感を無くしたいときや、お座敷スタイルとして使いたいときはロースタイルで使えます。我が家のように小さい子どもがいるファミリーは、ロースタイルなら子ども用のベンチとしても安心して使えます。
ハイとローの切り替えは付属のレッグパーツを差し込むだけなので簡単にできます。
地面に近いと地熱や冷気を受けますが、夏も冬もハイスタイルで寝ているときにストレスを感じたことはありません。
日中テントの外に出してちょっと腰掛けるベンチとしてだったり、夏場熱く焼けた海の砂浜に持って行って座布団代わりにしてみたりと、シーンによって使い分けができます。
ハイスタイルだとソロテントのようにスペースが狭い場合、コットの下に荷物が置けて空間を有効活用できるのも良い点です。
シートの張り具合が良い&静音性能が高い
シートはピンと張ることができて、適度な固さと沈み具合が心地よいです。
僕は1日座り続けて仕事をしていると腰が痛くなるのですが、VENTLAXのコットで寝ていて翌朝腰が痛かったり、全身バキバキということは一度もありません。
また、寝るときだけでなくベンチとして使うときの座り心地も快適です。
加えてVENTLAXが最大の特徴とするのが「静音性能」。寝返り時のギシギシ音を極限まで低減することにとことんこだわったという言葉通り、
- コット生地素材とフレームの接地面にメッシュのインナーを取り付け
- フレーム表面にブラスト加工
- VENTLAX独自の特殊ブラックマット塗装
という独自の静音設計が施されています。
そのこだわりゆえか、音が気になったことも一度もありません。
収納がコンパクト&軽量
VENTLAXのコットはものすごくコンパクトに収まります。
W 560 x D 170 x H 170mmの収納バッグに余裕を持ってシートとフレームが収まり、バッグ自体もしっかりした作りになっています。
収納バッグを含めた総重量が3.2kgなので、運搬のときの負担やツーリングキャンプなどで荷物をできるだけ減らしたいときに利便性が高いと思います。
組み立てが簡単
最初は脚のフレームをはめるときに「これ、力任せにやっていいの?」と不安になる感じがしましたが、片方の脚を座面を通すポールにはめ、もう片方のハンドル部分をグイっとやれば無理やり感も無くスムーズにできます。
必ず、3本ある脚の真ん中から!
一度組み立てを経験すれば感覚として分かりますので以後不安になることはありませんし、ものすごく簡単にできるようになります。
テントのポールを組むときのような力の入れ方もいらないので、女性でも問題なく組み立てられるはずです。
VENTLAXの公式設営動画がありますので、ご参考に。
取り扱うアウトドア専門店が増えている
僕が購入した時はまだ実際のショップで取り扱っているところが無かったのですが、今や数多くのアウトドアショップで展開。
このことからも、目利きに認められているギアであることが分かります。
VENTLAXの違う商品になりますが「焚き火トング」は北陸随一のアウトドアショップサンデーマウンテンでもイチオシ&再入荷案内がメルマガ配信されるくらいの人気振り。
他メーカーと比較
同じく2Wayで使える他社メーカーのワイド幅のコットと比べてみます。
直接的な比較対象になるであろうWAQのコットと、自分自身がテントをはじめ数多くのギアを使っており抜群の信頼を持っているogawaのコットを対象としてみました。
※ヘリノックスのコットワンコンバーチブルは、4万円オーバーと価格帯が違うのとハイスタイルにするためには脚パーツを追加購入する必要があるので除外しました。
VENTLAX 2Way ADJUSTABLE COT | WAQ 2WAY フォールディングコット | ogawa ハイ&ローコットワイド | |
使用時サイズ | 190 x 67 x 37/17 cm | 190 x 67 x 37/17 cm | 191 x 71 x 42/25 cm |
収納サイズ | 56 x 17 x 17 cm | 60 x 18 x 18 cm | 59 x 19.5 x 17 cm |
耐荷重 | 150kg | 150kg | 120kg |
重量 | 約3.2kg | 約3.2kg | 約5.2kg |
フレーム材質 | A7075アルミ合金 | A7075アルミ合金 | アルミ合金 |
シート材質 | 600Dポリエステル | 300Dナイロン | 600Dポリエステル |
販売価格 | ¥14,800 | ¥15,800 | ¥25,300 |
WAQは構成パーツがVENTLAXと同じなので組み立て手順に違いはなく、生地のみナイロン使用という点が異なります。重さ、収納サイズもほぼ同じですがVENTLAXの方が1,000円安いです。
ogawaは71cmとさらに幅広なので大柄な人でもさらにゆったり。そして他と違って脚パーツを付け足すのではなく、差込口をずらすだけというのが便利。ただしやや重量がかさむのと、価格が約10,000円高いです。
コストパフォーマンス
amazonで探せば、VENTLAXやWAQより安いコットはあります。
ですが、休息や就寝という一番安心・リラックスしたい用途において、性能に不安があったりギシギシ音がするのが気になったりしてしまうと目も当てられませんし、国外メーカーは何かあったときの対応が不安…。
ヘリノックスなど、もっとお金を出せば良いものは当然あると思いますが、高価=良いではありませんし、品質とコストのバランスが良いもの=良いギアだと思います。
その点で、VENTLAXの14,800円という価格は、実際にこれまで1年半使わせてもらった実感として非常にコストパフォーマンスに優れており、間違いなく良い買い物をしたと言い切れます。
これは勝手に思っていることですが、昨今の原料や調達のコストが膨らんで値上げをするメーカーが多い中、販売開始当初からの価格設定のままということにメーカーとしての矜持を感じずにはいられません。
利用シーンからご紹介
さて、ここからは実際に使ったシーンからご紹介しますね。
届いたその日
届いたその日に自宅で組み立てた瞬間、子どもが遊び始めました(笑)
「落ちるよ、危ないよ!」と心配する親をよそに、楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねていたのですが、
- ハイスタイルでもコットが横倒しになったりすることが無かった
- ギシギシ音がすることも無かった
- もちろん壊れたりほつれたりもしなかった
ということを図らずも実証してくれて、耐久性・静音性・安定性どれも優れているなーと実感しました。7回もの試作と1年の開発期間を経て製品化されたとのこと、納得です。
奥さんと子どもがでろ~んとなっている写真もあるのですが、掲載はやめておきます(笑)
ベンチ代わりに
うちは3人家族なので座るところは足りているのですが、チェアとは別にコットをベンチ代わりに出したりします。
だいたい、僕か妻がゴロゴロ寝そべっていますが、子どもと3人で腰掛けても全然大丈夫で安定しています。
ちなみにコットを組み立てると毎度のことですが…
こうなります。
寝るときは
こちらは冬のふもとっぱらで、サーカスTC DX HUNTERの中で使っているところ。
ソロであれば寝る前まではここに座ってくつろげるので、チェアを持っていく必要がありません。つまり、荷物が少なく済みます。日中テント外で過ごして、夜になったら中に持っていくのも3kgなので楽々運べます。
そして寝る時は…
このように、インフレータブルマットを敷けば寝床として完璧になります。
先日ogawaのステイシーST2を購入したのでこのスタイルでソロキャンプに行こうと思っているのですが、このコールマンのマットは厚さ10cmの最強仕様。
ゆえに収納してもバカでかくて自動車でないと運べないので、薄く折り畳めるNEMOのウレタンマットとのセットでキャンプしようと画策中です。
果たして薄いマットでも腰が痛くなったりしないのか…。今度実験したいと思います。
家族と一緒のインナーテントで寝ると「ぐーぐーウルサイ!」と言われ、このように僕だけインナー外にコットを張って寝床とするケースが多々あります(涙)
ここでお伝えしたいのは僕のイビキがうるさいということではなく、コットがあればインナーと別に寝床が作れるということですからね!(*^^*)
VENTLAX アルミテーブルもオススメです
VENTLAXのコットを実物を見ずに買えたのは、その前にアルミテーブルを買っていて、その品質に満足しておりメーカーとして信頼して良いと思ったからということがあります。
軽量かつ耐久性・耐熱性に優れたアルミニウム合金を使ったソロ用のミニテーブルは2,280円。
300℃の耐熱試験をクリアしている2枚の天板は段差や継ぎ目なくフラットに組み合わすことができ、フチが立っていて落下防止の役割も施されている優れものです。
フレームは錆耐性と強度の高いスレンレス304を使っており、耐荷重が15kgあることもポイントが高いです。
2枚組で470g、3枚組は650gという軽さで、収納も非常に薄くコンパクトにできるので、薪割りのときや焚き火のときの道具置きにしたり、コーヒーブレイクで手元に置いたり、ピクニックに行くときにバッグに入れてすぐ組み立てて使えたりと、さまざまなシーンで万能に役立ちます。
収納サイズ:13cm × 36cm × 2cm / 展開サイズ:35cm × 25cm ×10cm
「ギアを10個だけ持って行って良い」と言われたら確実に入るであろうVENTLAXのコットとアルミテーブル。
1年半、何度も使ってきて確かに言えるのは「間違いなくおすすめできる」ギアだということです。
「1人でも多くの人の心を元気にしたい」という想いを胸に立ち上げられたことや、「高価ではなく高品質なキャンプギアを。」をコンセプトにしていること、偶然Twitterで繋がったねこてんちょーさんの人柄など、贔屓目に見ているところは正直ありますが、それを抜きにしてもギアとしての品質・コストパフォーマンスは間違いないと思います。
ぜひ、多くの方に使ってみてほしいです。
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