先日の楽天スーパーセールで定価の半額以下で購入したキャプテンスタッグの薪ストーブ、KAMADO UG-75。
薪が燃える炎を眺められる大型窓付き、サイズも一般的な薪がそのまま入り、薪や炭の継ぎ足しに便利な扉が2つ付いています。
大小2つのゴトクで同時に料理が可能、煙突は3段階に高さ調節が可能で、脚はハイ・ロー2段階に高さ調節可能と使い方のバリエーションが豊富で、その上定価46,200円が22,000円となっていたので最初の薪ストーブとして飛びつきました。
キャンプで使うにあたり、テントを守るための煙突ガードや遮熱のカスタマイズ、さらに煙突を延長させるための準備などに取り掛かったのですがキャプテンスタッグ KAMADOに関する情報はネットにはあまりないので同じ境遇の方の参考になればと思い、まずは購入から煙突を延長するまでの準備編としてまとめます。
ウィンナーウェルとかGストーブはたくさん使っている人がいるんですが、見た中ではキャプテンスタッグは全然ありません…。
あったとしても製品レビューで実際に使っていない方の記事ばかりだったので、この記事が参考になれば幸いです。
・煙突外径:(約)100mm
収納サイズ:(約)幅480×奥行270×高さ265mm
セット重量:(約)10kg
セット内容:本体1、煙突2、煙突(蓋付き)1、角蓋1、丸蓋(大)1、丸蓋(小)1、バーベキュー網1、ジョイント脚4、キャップ4、ガラス窓1、蝶ネジ1、収納バッグ1
材質:本体・扉・蓋・脚・煙突/鉄(焼付塗装)、ガラス窓/耐熱ガラス
ご注意!
キャプテンスタッグからは新旧2種類の薪ストーブが発売されており、旧型もまだ販売されています。旧型は窓が付いておらず、価格は安いですが火が見えないので魅力が半減です。間違えて購入しないようにご注意ください!
- 新型:窓付き、UG-75
- 旧型:窓なし、UG-51
サーカスTC DXで使うには煙突の長さが足りない
購入したときの唯一の不安要素というか、分かっていたこととしては煙突の長さが足りないのではないか、ということです。
ハイスタイルにして付属の煙突3本をすべて使ったとしても1770mm。これだとサーカスTC DXで使うには足りないかな…と予想していました。
案の定というか、ハイスタイル×煙突3本で試してみた実際の写真がこちら。
いくら燃え広がりにくい(燃えない訳ではありません)TC素材を使っているとはいえ、この長さだと短すぎます。煙突トップが当たっているし…。
もうちょっとテントの外側に寄せて低い位置から煙突を出してもいいのですが、それだと幕に近くなってしまうので不安。
フィールドラックを台座とするなど、底上げして高さを上げることもできますが、どうしても足元は不安定になるのでそれも不安。(煙突ごと倒れるのが最悪のケースと思います)
ということで、サーカスTCでキャプテンスタッグ薪ストーブを使うには、煙突の延長は必須と考えて良いと思います。
延長煙突の選択肢
煙突の延長を考えたときには3択となります。
- 他メーカー(ホンマ製作所)の煙突を買う
- ステンレス板から巻き煙突を自作する
- 純正の煙突を買う
それぞれ、メリットデメリットがあります。
他メーカー(ホンマ製作所)の煙突を買う
キャプテンスタッグの煙突はφ100mmと太いです。
このφ100mmがクセモノで、ホームセンターなどでよく売っている(=ホンマ製作所)ものはφ106mmが多く、微妙に合いません。
ホンマ製作所からφ100mmのステンレス煙突も販売されているのですが、キャプテンスタッグにはハマりませんでした(実際の失敗談)
「純正を2本買うと7,000円を超えるから安く済ませたい」と購入して試したのですが、差し込む側のオスが90mmでなくてはならず、ここがハマらないのです。(加工すると何とかなるのかもしれませんが、僕の技術では無理でした)
そこでオス・メスの被せを作らずφ100mmを並べて、アルミテープで補強&2つ割りで繋ぐ…という方法も考えたのですが、いつ倒れてもおかしくない感じになるので諦めました。
また、異なる径のものを繋ぐジョイントとなる異径レジューサーというアダプターもあるのですが、普通のホームセンターでは売っておらず、また通販でも品切れ&結構な値段がするのでこちらも却下。
自分の薪ストーブや煙突に合うか合わないかはよく確かめる必要がありますが、合うのであれば価格的には最も安く、手に入れやすいので買い替えもできることは大きなメリットかと思います。
ステンレス板から巻き煙突を自作する
煙突の経がイレギュラーだったり純正品がものすごく高い、といった場合にやられる方がいるのですが、無ければ作るということで、ホームセンターで売っている1枚のステンレス板を丸めて金属のバンドで留め、煙突を自作する方法もあります。
こちらも検討したのですが、煙突用となる大きさのステンレス板自体が3,000円~4,000円弱したので、「それなら純正買っても変わらないな」と思いこちらはやめました。
純正の煙突を買う
ということで、結局のところ今回は純正の煙突を購入することにしました。
KAMADOの煙突は販売価格に差がありますが、4,000円弱が実勢価格です。これを2本なので結構痛い出費になりますが、僕は楽天のセールで貯めたポイントを使って「実質タダ」と自分を洗脳しました。
但し、メーカーからは
これは延長用じゃないからね!
「交換用」だからね!
というお達しが出ています。
デフォルトの3本より高く繋ぐのは自己責任で、かつ転倒防止の工夫をしっかり行う必要があります。
・適応ストーブ:UG-51/KAMADO(かまど)煙突 角型ストーブ、UG-75/KAMADO(かまど)煙突 ガラス窓付 角型ストーブ
・製品サイズ:(約)外径100×長さ400mm
・製品重量:(約)1kg
・材質:鉄(焼付塗装)
煙突2本を継ぎ足すと
ということで、純正の煙突を2本継ぎ足してみた様子がこちらです。
ハイスタイル:1770mm+350mm+350mm=2470mm
ロースタイル:1530mm+350mm+350mm=2230mm
となります。
重要なのは煙突ガードやサーモバンテージを巻いた煙突がうまくテントの開放部に当たるか、ですのでこれはテントを立てて確かめる必要があります。
そして、予想通り高さが出た分かなりグラつくので、地面への固定(ロープを使います)は必須です。
サーカスTCでの利用は見えたが…
こうしてサーカスTC DXで使うための道筋は見えてきましたが、キャプテンスタッグ KAMADOはご覧の通り上面から垂直に煙突が出ていますので横方向には出しにくいです。
つまり、僕のもう一つのファミリー用テント、ogawaのティエラ5-EX2での利用は難しいかなと考えています。(ティエラ5-EX2はテント上部に煙突を通せるファスナーがありません)
エビ曲という縦横の向きを変える煙突パーツを組めばやれなくはないですが、ロースタイルでも高さ60cmくらいから煙突が出るので、その分テント外に出すときに隙間が大きく広がってしまいます。
また、テントに穴を開けるフラッシングキットという部品もあるのですが、これはテントに物理的に穴を開けるという心理的ハードルが大きく、正直二の足を踏んでしまいます。
そのため今のところの結論としては、薪ストーブを使うときはサーカスTC DXを選ぶということで考えています。
今回の記事ではキャプテンスタッグの薪ストーブ、KAMADOの購入からサーカスTC DXで使うための煙突延長までお伝えしました。
ただこれだけでは準備としてまだ足らず、煙突の熱によるテントへのダメージを防ぐための工夫がさらに必要となります。
続きは【薪ストーブ準備編その2】としてお伝えします。あわせてご覧ください!
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