8月最後の週末、どうやら晴れそうということで急遽清里中央オートキャンプ場に行ってきました。
緊急事態宣言/まん延防止等重点措置の状況下で迷ったものの、立ち寄り場所を最低限にしつつ、人混みを避けてのお忍びキャンプ。
お盆のタイミングで伊那の山奥に行くはずだったもののそちらは断念。リベンジという訳ではありませんが、行き先を高原に変えて、お手軽夏キャンプとなりました。
清里への道
鎌倉市から山梨方面に向かうには、圏央道から中央道にアクセスします。週末は圏央道から中央道に合流する八王子ICで混むことが分かっていたので、8時半に出発。
しかし…
予想以上に八王子ICで渋滞
八王子ICに差し掛かる手前の相模原ICあたりから混み始め、高尾山ICでは完全に渋滞にハマりました。
10時前にこの地点に来ればそこまで混まないだろうとアテを付けていたのですが、甘かった…。
この合流地点で1時間弱渋滞。もう30分から1時間早く無いと週末は厳しいですね~。
中央道は甲府を抜けると南アルプスや八ヶ岳に向かってパノラマが広がり、運転していても気持ちいいです!
隠れた名店「パン工房レストラン megane」
清里には清泉寮や萌木の村など、観光スポットとなるところがありますが、観光ガイドに掲載されていることもありいつも賑わっています。
今回はできるだけ人混みを避ける、ということで知る人ぞ知る「パン工房レストラン megane」へ。
その名の通り店内にレストランがありますが、現在は店内での飲食は中止していてテイクアウトのみ。
僕らもオーダーサンドをテイクアウトして、誰も居なかったので外のテラス席でいただきました。
この日は12時過ぎで既に売り切れてしまっているパンも多く、ピークを過ぎた頃の訪問だったと思うのですが、近くのペンションに泊まってここで朝食を食べたり、早い時間に訪れてパンを購入する方が多いようです。
絶対食べたいという方は早目の時間の訪問か、事前に電話して取り置きをしておいてもらうのが良さそうです。
クラフトビール
八ヶ岳南麗の澄み切った青空と爽やかさをイメージした「八ヶ岳ブルー」。
キャンプ場で飲もうと思って道の駅で買ったけど飲みきれなく、結局唯一のお土産になりました。
清里、八ヶ岳周辺にはいくつもブリュワーがあって、有名なところでは萌木の村にあるROCKのクラフトビールがあります。
醸造開発責任者として「一番搾り」や「ハートランド」を送り出した、日本屈指のビール職人山田一巳さんが醸造長として作るビールは、醸造施設とレストランを一体化した鮮度抜群の状態で生ビールとしていただくのが一番ですが、今のご時勢で店内でのアルコール提供が中止されているため再開が待ち遠しいです。
「八ヶ岳ブルー」はホップの香りが爽やかなペールエール。
イギリス製造の麦芽とホップ、アイリッシュモスを使った軽い口当たりで、設営後に一息ついてリフレッシュするのにちょうどいい感じです。
次回はグラウラーでROCKのビールをテイクアウト&八ヶ岳ブルーを設営後の一本で飲む!
今回はお手軽キャンプ
急遽思い立ったということもあり、今回のコンセプトは「お手軽キャンプ」。
- 大型テントを持って行かない
- 料理も(ほとんど)しない
ということで、食事の下ごしらえも積み込みも設営もいつものキャンプより簡単に、サクッと行きました。
テントはOneTigrisのパップテントとDODのワンタッチテントで
これまでのキャンプはOGAWAのティエラ5-EX2か、tent-mark designのサーカスTC DXだったのですが、今回は初めて大型テントを使わないスタイルにチャレンジ。
日中や夕食時はタープの下で過ごし、就寝は僕はOneTigrisのパップテント、スーパーシェルターTCを使い、妻と子どもはDODのワンタッチテントを使うスタイル。
これだと、テントを設営する時間が無いので大幅に時間が短縮されて、キャンプの時間を十分に楽しめます。
先日購入したOGAWAのツーアングルチェアもすごくいい感じ。
設営時間を短縮した分、このチェアでゆったりくつろぎながら過ごすことができました。
DODのワンタッチテントとカンガルーテント。
これ、買うときにどちらにするか結構悩んだのですが、
- カンガルーテントはコットン100%生地なので結露しにくい
- 4面オールメッシュで通気性抜群。蚊帳のように使える
- ワンタッチテント同様の構造で、設営がとても簡単
という特徴があって、大型テントやシェルター型テントの中に就寝用の小型テントを入れるという目的から、インナーには防水性が必要無いので非常に理にかなってます。
加えて、別売りのフライシートを被せれば雨の中でも使えます。
組立サイズ(外寸):(約)W220×D150×H128cm
収納サイズ:(約)直径21×長さ70cm
重量(付属品含む):(約)4.3kg
収容可能人数:大人2人
材質 壁面:コットン、フロア:210Dポリエステル(PUコーティング)、フレーム:アルミ合金
アクシデント発生!OneTigirsのスーパーシェルターが壊れる
順調に設営をしていたところ、アクシデント発生。
OneTigirsのスーパーシェルターのトップ、ポールに掛けるループ部分が取れてしまいました…。
この箇所、買った直後試し張りをしていたときから気になっていた部分ではあったのですが、案の定というか。
ただミスをしたことは分かっています。
上記の記事でもあるように、テントのループとポールを直接挿した後に思いっきりペグダウンしたロープを引っ張ってしまい、この箇所に過度なテンションが掛かってしまったためです。
本当はこのように、本体に付いているループにロープを掛けて、そことポールを繋げます。
「まぁ、大丈夫でしょ~」と高をくくって横着したのが間違い。
皆さんは同じ間違いをしないように…
パップテントは構造上自立しなく、ポールや木に掛けないと立ちません。
さあ困ったぞと思うと同時にテンションが下がりましたが(苦笑)、冷静になってテント上部にあるフロント外幕を巻き上げて止める部分からロープを伸ばし、外幕のファスナーに掛けてポールと結ぶという無理やりの応急対応。
こうして見ると壊れた右側がだいぶ下がっていますが(笑)、
「アクシデントをどう攻略するかもキャンプやアウトドアの醍醐味だよね!」
と自分を納得させて、何とか立つことは立って事なきを得ました。
壊れたけど超優秀なテントであることに変わりなし
僕の使っているOneTigirsスーパーシェルターは、ナチュラム別注のTC素材モデル(現在はもう販売していないようです)なのですが、全面はフルメッシュで虫の侵入を防ぎ、日差しもガードして涼しく過ごせます。
逆にこの日、メッシュ状態で寝ていたら寒くて起きてしまったくらいでした。(高原なので夜は夏でも冷えます)
ナイロン素材の通常モデルは引き続き販売されています。
設営は慣れれば10分でどこでも簡単に使える上に、全天候型。
嬉しいのはパップ型にも関わらず地面側のフロアが付いているので、フロントの全面メッシュとあわせて、まさに今、夏シーズンでも虫に悩まされること無く快適に過ごせます。
これでamazonの現在価格は10,000円以下!コスパ抜群です。
寝るときはVENTLAXのコットで
夜寝るときは、このOneTigirsスーパーシェルターの中にコットを入れます。
スーパーシェルターは高さが130cmほどなので、コットが高いと天井が近くて圧迫感があるのですが、VENTLAXのコットは脚の高さを変えられるのでその心配もありません。
コットはこれまで冬キャンプでも寝床として使ったり、日中のベンチ代わりに使ったりしていますが、非常に便利です。
WAQやヘリノックスがメジャーどころですが、VENTLAXは以下のような性能で抜群のコストパフォーマンスがあり、おすすめです。
- 収納がコンパクトで持ち運びが非常に効率的にできる
- 軽い。組み立てて設置した後でもそのまま持ち上げて移動できる
- 張り具合がちょうどいい。寝ていても腰が痛くなることはなく、座っていても楽にできる
- 組み立てが簡単。一度経験すればサクサクできる
- これで14,800円は安い!!
VENTLAXコット×OneTigirsスーパーシェルターの使い心地についてはこちらの記事でもまとめています。
ご飯も簡単に
テントに加えて今回は料理もできるだけ簡単に(というかほぼ何もしない)。
- 家から持っていくのは湯煎カレーとお米、トルティーヤのみ
- あとは現地調達
ということで臨みました。
インドカレー(湯煎のみ)
お米をメスティンで炊いて、あとは湯煎したカレーをかけるのみ!
こちらのカレー、何度かご紹介していますが本当に美味しい。
キャンプでも自宅でも、お店のカレーが簡単にできるので非常におすすめです。
下記からお好きな3種類が選べます。
バターチキンカレー / キーマカレー / トマトベースのベジタブルカレー / スパイシーチキンカレー / スパイシーキーマカレー / チキンココナッツカレー / ダールチキンカレー
清里のベーコンとソーセージ&野菜チーズ焼き
夕食のおかずには、現地の道の駅で購入したベーコン&ソーセージと野菜を。
ご覧の通り七輪の炭火で焼くだけ。これだけで十分うまい。
野菜はチーズとベーコンを加えてホイル焼きに。
これも野菜の甘味が引き出されてとっても美味しかったです。
朝食はトルティーヤで包んだラップサンド
翌朝の朝食は、先程紹介したmeganeさんで買ったレーズンパンと、夕食で残った野菜を自宅から持ってきたトルティーヤで包んだラップサンド。
この他に同じく道の駅で買った卵とソーセージを使ったスクランブルエッグを作りましたが、毎回恒例のホットサンドでなく新鮮でした。
お気に入りの食器&調理器具たち
食器は気に入っているベアボーンズのエナメルシリーズ。
どんな料理・どんなシーンにも合ってかっこよく演出してくれるので自宅でも使っています。
こちらの記事で他の食器も含めたベアボーンズのシリーズをご紹介しています。
そして毎回登場する七輪。かなりのお気に入りです。
いわゆるグリル台ではなく、卓上で使える七輪によってみんなで食卓を囲めますし、何より美味しさの仕上がり方が違います。
蓋をすれば余った炭を燃えているそのままの状態で放置でき、次にまた使えるので食事が終わった後の片付けも楽ですし、炭の処理に困ることもありません。
七輪をはじめ、お気に入りのキャンプ用キッチン道具はこちらの記事をご覧ください。
夜もお手軽に
これまで1泊2日だとバタバタしてゆったりキャンプとはいかなかったことが多かったのですが、設営から食事に至るまで時間を節約した分、夕食後のくつろぎタイムもリッチに使えました。
お手軽と言いながら道具多くね?
やっぱり?これでも結構減らしたんだけど…。
Wolf&Grizzly(ウルフアンドグリズリー) ファイヤーセーフでミニ焚き火
暑い中だと焚き火をしないことも多いのですが、今日はWolf&Grizzlyの焚き火台を使ってキャンプ場内で拾ってきた枝でミニ焚き火。
常に車に積んでいる薪もちょっと使いましたが、清里中央オートキャンプ場は22時完全消灯がルールなのでサクッと終えました。
Wolf&Grizzlyのファイヤーセーフは完全に折りたためるフレームに蛇腹状のパネルからなる火床を乗せるだけの簡単設計。
ほぼ直火に近い状態で気軽に焚き火が楽しめ、片付けも楽なのが良いところです。
収納時サイズ:W29.2cm×H10.5cm×D2cm
重量:910g
素材:ステンレススチール
付属品:ジッパー式収納ケース
とっても満足度が高いお手軽キャンプ
今回、大型テントに代表される大掛かりな装備を持たず、食事にもこだわらずのお手軽キャンプでしたが、非常に満足度は高かったです。
毎回これでいいんじゃない?
…。正直そう思うけど、このスタイルは寒くないことが前提になるし、雨が降ったり風が強いとちょっと不安だしさ!大型には大型の良さがあるんだよ!
といった会話をしながら帰り道もどこも寄らずに、渋滞にも巻き込まれずに帰宅しました。
清里中央オートキャンプ場の様子は次回
清里中央オートキャンプ場のレビューはこちらの記事をご覧ください。
今回は急遽思い立ってのキャンプでもあり、まん延防止等重点措置下でもあったので立ち寄るところは最低限にしてほぼ直行直帰でしたが、清里はとても空気も爽やかで、いつか落ち着いたときにまたゆっくり訪れたい場所でした。
他のキャンプ場レビュー記事
他に訪問したキャンプ場のレビュー記事はこちらをご覧ください。
主にファミリー向けのキャンプ場が多いですが、サイトを詳しくレビューしています。
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