鎌倉や湘南に来たからには一度は食べてほしい「しらす」。
鎌倉は海に面していますが実は名物の魚が無く、「鎌倉産」としてブランドになっているものは唯一しらすくらいです。
鎌倉・湘南のしらすは「春しらす」として4月〜5月中頃のものが有名ですが、実はしらすの旬はもう一度、秋にもあります。
鎌倉沿岸で育った「秋しらす」は鎌倉の山々が紅葉で色付き始めたまさに今が食べ頃。
今回はそんなしらすをお土産にするのにおすすめなお店をご紹介します。
鎌倉でなら、生しらすが食べられる!
しらすは全国どこでも、オールシーズン食卓にあがりますが、釜茹でしたものがご飯のお供としてポピュラーかと思います。
釜揚げ、天日干し、ちりめんじゃこ、畳いわしとさまざまなバリエーションがありますが、しらすの産地では生のまま食べる「生しらす」があり、鎌倉でも名物になっています。
鎌倉や江ノ島の飲食店ではその生しらすを使った生しらす丼や、色々なお魚と一緒になった生しらす入りの海鮮丼が楽しめます。
生しらすは鮮度が落ちるのが早いので獲ったその日にしか食べられません。そして今が「秋しらす」の旬!一年の中でも今の時期はとても美味しい生しらすを食べることができます。
鎌倉・湘南エリアはしらす漁が1月〜3月禁漁になるので、生しらすを楽しめるのは残り1ヶ月ちょっと。また、荒天で海がしけるときは船が出せず入荷しないこともあるのでご注意ください。
しらすのお土産ならココ!
地元民がオススメする、本当に美味しいしらすが買える店はこちら。すべて網元直売です。
もちろん生しらすもお土産で買えますが、だいたい12時には売り切れてしまいますので午前中が勝負です!
大切なポイント!
釜揚げしらすは、決して冷凍ものは買ってはダメです。冷凍ものを解凍して食べるのだったらスーパーで買うのと変わりありません。
冷蔵のものを選び保冷剤を入れて持ち帰るようにして、その日の朝に獲れた新鮮なしらすをぜひ食べてみてください。
もんざ丸(材木座)
大町四つ角から材木座海岸に出る道沿い、海岸まで1分の位置にあります。我が家からも近いので、よく買わせてもらっています。
毎朝獲れたてのしらすが店頭に並び、生しらす、釜揚げ、天日干し、獲れたしらすをそのまま船上で秘伝の醤油ダレに漬け込んだ「生しらす沖漬け」などバリエーションも豊か。
さざえやはまぐり、タコや魚が獲れたときは店頭に並んでいたりもします。
もんざ丸
神奈川県鎌倉市材木座6-3-32
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし 但し荒天・漁模様によって休み
0467-22-2960
https://www.facebook.com/もんざ丸-252605714810622/
材木座近辺の情報はこちらにも載せていますのでよろしければご覧ください。
鎌倉しらす 喜楽丸(坂ノ下)
国道134号を由比ガ浜から稲村ヶ崎に向かう道沿い、坂ノ下にあります。
非常に細い道にある小さなお店なので、車は停められません。
長谷から極楽寺に抜ける路地裏の道を散策するついでや、長谷寺や鎌倉大仏を見学した帰りにちょっと足を延ばしてお土産として買うのにちょうど良いと思います。
お店は小さいですが、朝獲れたてのしらすを釜茹でする煙は一種の風物詩。
電話をして在庫があれば生しらすも取り置いてくれます。
鎌倉しらす 喜楽丸
神奈川県鎌倉市坂ノ下21−8
営業時間:9:00~17:00
定休日:なし 但し荒天・漁模様によって休み
0467-50-0881
http://www.kirakumaru.com/index.html
大竹丸(小坪)
鎌倉駅からも逗子駅からも離れているので知っている人も少なく、穴場のお店です。
その穴場感によって「知る人ぞ知る…フッフッフ」と思うからなのか、とても甘く美味しく感じます(笑)
場所は鎌倉と逗子の間、小坪という小さな漁師町にあります。
小坪はのんびりした時間が流れている土地で、漁港が目の前にあることもあり魚料理を出す食堂やお店もいくつか並んでいます。どこも小さいお店なので、休日は評判を聞きつけた人たちで混雑します。
そんな小坪漁港前から県道311号線(鎌倉葉山線)に向かって坂道を500メートルくらい登っていくと右手にお店があります。
車で小坪に行くなら楽ですが、この道は片側1車線でお店の前がちょうどカーブにあたるので、停車は十分注意して、早めに出発するようにしてください。(特に休みの日などは反対側のセブンイレブンの前にも駐車していたりで、ここで詰まります)
大竹丸
神奈川県逗子市小坪2丁目24−20
営業時間:9:00~16:00
定休日:不定休
0467-25-5655
紋四郎丸(秋谷)
最後に「三浦半島・鎌倉湘南エリアで一番美味しいんじゃないか」との呼び声も高い、紋四郎丸です。
今回紹介するお店の中で最も行きづらい場所ですが、最も美味しいと思います。
こちらは逗子葉山からもさらに先、秋谷というエリアになります。
その先は佐島、長井、三崎口ですので鎌倉と三崎の真ん中くらい。最寄りの電車駅はありません。京急逗子葉山駅(いつの間にか新逗子から駅名が変わってた)からバスで向かうか、車で向かうかになります。
僕も存在は知っていたものの初めてお店に行ったのは車を買ってからでした。
134号線、前田橋という信号を山の方に入り、車一台通るのがやっとの細道を登りきった先にお店はあります。この道、車のすれ違いは困難ですから対向車が来ないか注意しながら進んでくださいね。
紋四郎丸のしらすは塩加減や茹で加減が抜群です。同じしらすなのに何が違うんだろうなぁといつも思います。行くと子どもにしらす干しを「食べな〜」とちょっとくれるので、うちの子も大のお気に入りです。
紋四郎丸
神奈川県横須賀市秋谷1丁目8−4
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休
0468-56-8625
以上、鎌倉エリアで食べられる生しらすとともにお土産を買うのにオススメなお店のご紹介でした。ぜひ足を運んでみてくださいね!
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