行って参りました、3回目のほったらかしキャンプ場です。
過去、3月・11月の利用だったので、盛夏シーズンは初めて。
過去最高に酷暑の中でのキャンプになったのと、これまた過去一番の豪雨を経験したキャンプになりました。
使用テントはアルニカ
今回のテントは通気性に優れたアルニカを選択しました。
昨年11月にほったらかしキャンプ場に訪問したときはogawaのティエラ5-EX2を使っており、アルニカはまだ一度しか使ったことがない(ゴールデンウィークに行った河津オートキャンプ場)ので、夏シーズンでの使い心地を試してみたかったことがあります。
地獄の設営
30℃を超える気温、無風、日除けナシの直射日光という条件下での設営はまさに地獄…。
いつも以上に時間も掛かり、終わった時にはバテバテで何もする気が起きなくなってしまいました。
夫婦ともに運動部出身で体力には自信があったのですが、真夏のキャンプではできるだけ荷物を減らすとか、テント内のものは夕方以降に出すとか、設営効率を考えないといけないですね…。
例のバスが天国でした
そんなバテバテの僕らを救ってくれたのが、受付前にあるバス。こちらの車内が冷房ガンガンで開放されていて、まさに天国…。
ここで復活して、何とか夜ご飯の準備に取り掛かることができました。
フルメッシュで快適性&見た目が抜群
そんな苦しい設営ではありましたが、やはり全面フルメッシュになるアルニカの開放感は抜群です。
特に夜、明かりを灯して浮かび上がるシルエットは雰囲気抜群で気分を大いに盛り上げてくれました。
今回のキャンプはほぼ無風であったのと、時折雨が降る中だったのですが、それでも日が落ち始めた夕方以降はとても快適に過ごすことができました。
ほったらかしキャンプ場にアルニカは向かなかった…
アルニカは構造上地面に幕体を置いて、ポールを差し込んで立ち上げる設営方法になります。
これは先に気付くべきだったのですが、ほったらかしキャンプ場の地面は砂地。したがって、幕体を地面に置いた時に内側が砂で汚れてしまいます。
ポールを先に立ててフライシートを被せる形であれば問題ないと思いますが、アルニカはこの地面には向きません。設営が終わった時点ですでにテントの内側が汚れているのは地味に悲しかったです…。
雨のときの設営は内側がドロドロになっちゃうからとても厳しそう…。
アルニカは芝生や草地などで汚れないサイト、かつ雨天での設営にならないときに限定して使うべきと気づいた次第でした。
ダイノジ6は少し眺望に劣る
今回、連泊ということもあり予約できるサイトに限りがあったのですが、狙っていたのはダイノジ2、6、それから横浜サイトでした。
過去2回は区画2と今は駐車場になっているフリーサイトだったので、反対側かつ広めのサイトを使ってみたいという思惑です。
結局予約できたのはダイノジ6だったのですが、こちらはすぐ下に受付のセンターハウスがあり、そのバックヤードが視界に入ります。
そのため、眺望を気にする方は避けた方が無難かもしれません。(それでも予約できるだけラッキーなのですが…)
一段高いところにあるダイノジ8は正面にダイノジ6が来て必ず視線に入るので、ダイノジ2から上がいいな~と改めて思いました。
ほったらかしキャンプ場の各サイトについてはこちらの記事にまとめています。
サイトからの眺望やおすすめの場所など、ぜひご覧ください。
夜ご飯は手軽に
バテバテだったこともありますが、今回はそれほど気合を入れない夕食で。
七輪で肉と野菜を焼いて、メインにポルケッタ。これだけ仕込んで行きました。
たまには泡で乾杯
いつもはビールばかりなのですが、今回は自然派のカヴァを持ち込み。
これがまたとんでもなく美味しく、悪酔いや二日酔いで頭が痛くなったりもせずでとても気に入りました。
亜硫酸塩(SO2)無添加の自然派発泡ワイン。ワインが苦手な方でもピュアな果実味と深い旨味はきっと気に入ってもらえるのではないかと思います。
このカレー、激ウマです
2日目の夕食はさらに手抜きで、親子ともども温めるだけのレトルトカレーとトルティーヤチップスを砕いて乗せたサラダで済ませました(^^)
夏キャンプ、それも連泊の場合は食材の保管にもすごく気を使うので、我が家は2日目の食事は材料を現地調達することが多いです。
キャンプ場から買い出しに行くのも面倒だな~というとき、レトルトや缶詰はとっても重宝します。
楽天のお買い物マラソンで毎回カレーを買ってあれこれ試しているのですが、今回のカレーは超大当たりでした!
常備しても良いんじゃないかという美味しさで、今後はこちらをリピート購入決定です。
温泉と夜景
ほったらかしキャンプ場の楽しみといえば、やっぱり温泉と夜景です。
晴れていれば遠くに富士山、眼下に街の灯りを見下ろせる絶景なのですが、今回は富士山はお預けでした。また次回楽しみにしたいと思います。
ほったらかし温泉
隣接のほったらかし温泉へは徒歩3分ほど。
晴れている日中であれば富士山を眺めながら、夜は夜景を見ながら、早朝であれば日の出を望みながら露天風呂が存分に楽しめます。
前回は濃霧の中行って入浴中に霧が晴れるという神秘的な雰囲気と、早朝に日の出を露天風呂から眺めるという人生初の体験。
その様子&ほったらかし温泉について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
夏はタープ必須です
今回初めて夏のほったらかしキャンプ場を利用して気付いたこと。
ほったらかしキャンプ場は全体が南東に向いて開いていますので、日差しを防ぐ樹木などがありません。ほぼ、直射日光を受け続けることになります。
そのため、夏シーズンに利用する場合は2ルームテントでない限りタープが必須です。
遮るものが無いゆえに抜群の眺望であり、春・秋・冬は陽射しが暖かく日中もすごく快適なのですが、夏はキツいですね…。
僕ら同様に連泊していた周りのキャンパーさんたちも、2日目は早々に車で出掛けられていました。
小型でも扇風機はあった方が良い
アルニカは台形で底に向かって広がっている形状なので、メッシュにしているとテント内に雨がガンガン吹き込んできてしまいます。
そのため、フライシートを閉じる必要があるのですが、そうすると中は当然ながら蒸し暑くなります。
閉じきったまま眠って、翌朝サウナ状態で目を覚ます感じです 笑
ほったらかしキャンプ場は全サイト電源をオプションで使えるので、自宅で使っているダイソンの扇風機を持って行こうか悩んだのですが今回はクレイモアの扇風機のみで臨みました。
フライシートを閉じてしまうと、夜のインナーテント内は暑くなってしまうので天井から下げられるこちらの扇風機があって良かったです…!
僕自身は暑さに強い(自宅でも冷房使わずに日中過ごせる&夜も寝られる)のですが、家族はそうではないので暑いとしっかり眠ることができず翌日辛くなってしまいます。
これまで夏キャンプは高原や湖畔が多く、真夏であっても夜は涼しいことが多かったのですが、標高が低いところでのキャンプは小型でも扇風機が1台あることで全然違うということを実感しました。
CLAYMORE FAN V600+
今年の夏シーズンに向けて購入しておいたクレイモアの扇風機。
- 本体サイズ:243 ✕ 226 ✕ 350mm
- 重量:600g
- 大容量バッテリー:7,800mAh
- 連続使用時間:約7時間(最大風量モード)~32時間(最小風量モード)
- 充電時間:約6.5時間
- 4段階風量調整可能
- 1時間~4時間のオフタイマー設定可能
- 専用三脚スタンド付き
内蔵バッテリーにUSBで充電しておいて使うものなので、本体をどこにでも気軽に持ち運べますし、天井からぶら下げて使うことも可能です。
首振りの機能はありませんが、風量を4段階に調整可能で、1時間単位のオフタイマー機能があることも嬉しいポイント。
サーキュレーターファンなので、冬はストーブの熱を循環させてくれる用途にも使えます。
スノーピークのファンと悩んだのだけど、あちらはマキタのバッテリーを用意しないといけないのと重いのがネック。首振りしてくれるのは嬉しいんだけどね~。
僕が持っているのはアルペンの限定モデル(ブラックとブラウンがあります)で、通常モデルもウォームグレーとサンドベージュの2色が展開されています。
■充電時間 :6.5時間
■バッテリータイプ:Li-ion 3.7V
■バッテリー容量:7,800mAh
■重量 :600g
■サイズ(W×D×H) :243×226×350mm
■付属品 :本体、 USB充電ケーブル、専用三脚、取扱説明書、ノベルティ(カラビナ)
■USB入力:USB Type-C 5V 2A
過去一番の雨に見舞われる
雨キャンプの経験が多い我が家ですが、今回は過去一番のヘビーな雨にさらされました。
初日、2日目ともにときどきパラッと降る感じだったのですが、2日目の22時半頃から強くなりはじめ、ピークは30mm/h超に。
夜中降り続けるということがなく、2時間ほどで落ち着いてくれたのは良かったのですが、テントの外は深い水溜りができ、地面からテントの中に一部水が入ってきてしまう状態。
風が無かったのがせめてもの救いでしたが、翌朝泥だらけになったギアたちを片付けるのが大変でした…。
ちなみにテントは水が染み出すこともなく、端に位置するインナーテントにはPVCのグランドシートを敷いていたこともあり問題はありませんでした。
完全防水、PVCのグランドシートが無かったらインナーにちょっと染み込んできてしまったかも…。持っておいて良かったと思ったキャンプでした。
耐水圧10,000mm以上
縫い目のない高周波溶着で加工
つまり素材・加工ともに最強の完全防水。
おまけ
キャンプ場での虹
酷暑&豪雨を体験した今回のキャンプでしたが、夕方雨が降ったあとに虹が掛かり、キャンプ場で虹を見る初体験ができました!
子どもと「虹だ~!」と大盛り上がりできたのは良い思い出です(^^)
桃農家カフェ ラ・ペスカ
2日目、キャンプ場にいても干上がってしまうし買い出しにも行こうということで出掛けたのですが、夏の山梨といえば桃。(ブドウはもうちょっと先、8月後半くらいからが旬です)
そこで、キャンプ場からもほど近く、桃のシーズンの夏季限定でオープンする人気店「桃農家カフェ ラ・ペスカ」に行こう!と向かったのですが…
え?平日なのに140分待ち・・・?
と、びっくり。
さすがに2時間以上もその場では待てないので、受付をして買い出しや昼食を済ませて戻る形にしました。
使用する桃はすべてピーチ専科ヤマシタが育てたもので、新鮮な桃をそのまま贅沢にたっぷりと使った桃農家ならではのメニューは、行列も頷ける美味しさでした。
ほったらかしキャンプ場:データ
基本情報
開設:通年
チェックイン:13:00~17:00
チェックアウト:11:00
住所:山梨県山梨市矢坪1669-25
電話:080-9677-1010
https://hottarakashicamp.com/
設備
サイトの広さ:約7m×9m(区画サイト/ハナレサイト)
オートキャンプ:〇
電源サイト:〇 全サイト電源ボックスあり(別途料金 1,000円)
風呂・シャワー:ほったらかし温泉が併設 徒歩3分
水洗洋式トイレ:あり
給湯設備:〇
ランドリー:なし
利用料金
下記のサイト利用料とサイト宿泊料金が掛かります。
(区画サイト大人2名利用の場合:2,000円+2,000×2名=6,000円)
サイト利用料金
サイト名 | 1区画の料金 |
---|---|
ダイノジサイト | ¥3,500 |
ほったらかしサイト | ¥3,500 |
区画サイト | ¥2,000 |
ハナレサイト | ¥2,000 |
ぼっちサイト | ¥1,500 |
横浜サイト | ¥4,000 |
デッキサイト | ¥4,000 |
サイト宿泊料金
詳細 | |
---|---|
宿泊料金 | 大人:¥2,000 小学生:¥1,000 |
以前は平日は500円安かったんですが、一律になったようです。
キャンプ場のルール
チェックイン/チェックアウト
チェックインは13:00から17:00の間。
センターハウス前の駐車場に車を停めたあと、プレハブの前に設置されたベンチでチェックインの手続きや料金の支払いを行います。キャンプ場のルールも細かく説明してくれますし、ほったらかし温泉の翌朝のオープン時間も教えてくれました。
チェックアウトは11:00。小屋付きサイトの場合は1時間早く10:00です。
時間超過の場合は1,000円/1名のチャージが発生すると説明があったので、使用後のサイト清掃の時間も考慮して撤収の段取りを組んでおくことが大事です。
友達が場内に遊びに来たりする場合、短時間でも別途料金が発生するとのことです。
アーリーチェックインは11:30から
最終日に撤収して帰るとき、センターハウス前の駐車場が結構埋まっていたので何でかな?と思ったのですが、アーリーチェックインをする方たちでした。
実際、今回のフリーサイト利用ではチェックイン時間直後に受付したのですが、既に奥2組が設営を終えている状態で、結構アーリーチェックインをする方が多いのだと思います。
食材・ゴミの処理
ゴミは別途500円で引き取ってもらえます。
瓶、缶、可燃物(ペットボトルも可)を袋にまとめて分別し、センターハウスに持っていく形です。
なかなか無いと思いますが、大きなゴミは引き取ってもらえません。
使用済みの炭や灰は場内に設置されているドラム缶に捨てられます。
その他の注意点
- キャンプ場はサイトごとに段々になっていて、斜面が多いです。
そのため小さい子どもがいる際は柵に寄っかかって滑り落ちたりしないように注意が必要です。 - 直火はNG
- 22時消灯でキャンプ場の入り口ゲートも22時に閉鎖されます。
- 花火は手持ちのみ、センターハウス前の駐車場で可能です。
- 売店は18時までの営業
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