先日ご案内したアウトドア専門店ナチュラムが展開するブランド、Hilander(ハイランダー)から発売されるソロ用新作パップ型テントの詳細が発表されました!
3月1日(月)12:00から販売開始されています。
ハンガーフレームシェルター「クロシェト」
気になっていた製品ですが、名称は「クロシェト」。
スコットランド・ゲール語で「ぶら下がっている」を意味する「crochte」から名付けられたそうです。
構造としては?
構造はまさにハンガーラックがフレームとなり、そこにフライシート(テントの幕)を掛ける形。
公式サイトに設営の動画も掲載されていますが、これは簡単です!
意匠出願済みということで、確かになぜ思いつかなかったのかと思います 笑
1.フレームとなるポール(ハンガーラック)を組み立てて…(まんまハンガーラック)
2.そこにフライシートを掛けるだけ!キャノピーも立ち上がります。
ちなみにキャノピー用のポールも最初から付属しているので追加で購入する必要がありません。
寸法は?
こちらのクロシェトの製品寸法も明らかになっています。
280×160×110cmでサイドパネル部分を除くと横幅200cm。
ソロ用としての居住空間は十分かと思いますが、ちょっと天井が低いかもしれません。
工夫ポイントは?
ポールはショックコードで連結
ポールはショックコードで繋がっているので設営・撤収ともにラクにできそうです。
サイド部分のスペースが使える
両サイドにスペースが確保できます。図面を見ると左右40cmずつあるので、夜寝るときにフロント部分を閉じても靴を中に置けたり、ちょっとした荷物を収納できます。
サイドパネルは開放可能
サイドパネルはシングルスライダーのジッパーで下部から開閉可能。
テント内の換気や出入り口としても利用できます。
スカートが付いている
これは大きなポイント。すべての面にスカートが付いており、風の吹き込みを抑えてくれます。
後ほど述べますがOneTigrisのテントにはスカートが付いておらず、テンマクデザインの炎幕シリーズのスカート付き(炎幕TC/炎幕DX/大炎幕)に対抗できる形です。
商品展開
インナーテントが別売りオプションになっており、フレーム+フライシートのみでも購入できるようになっています。
インナーいらないよ、という方はポール付きで13,980円です。
「専用インナーテントのみ」はポールが付属しないので単体では使えないのだけど、どういうニーズなのだろうかw
シェルター+インナーテントセット
ハンガーフレームシェルター クロシェト スタートパッケージ(インナー+キャノピーポール2本付き)
インナーテントが付属するお得なスターターセット
16,980円(税込)
シェルターのみ
ハンガーフレームシェルター クロシェト(キャノピーポール2本付き)
独自の自立式フレームを採用したパップ型ソロテント
13,980円(税込)
インナーテントのみ
クロシェト専用のインナーテント
※フレームは付属しないため、単体では使用できません。
4,980円(税込)
他社製品と比較
同型の他社製品と比べてみます。
即思い浮かぶOneTigrisのスーパーシェルターとOUTBACK RETREAT、さらにBUNDOKのソロベースとテンマクデザインの炎幕(気づいたらポリエステル素材のものが無くなっていて、TC素材だけになっているので)炎幕TCと比べてみます。
収納サイズ: 約58cm×20cm×20cm
セットアップサイズ:3.7m(L)*1.3m(W)*1.2m(H)
耐水圧:1500mm
重量:約3.7kg
炎幕は現在どこも売り切れ
クロシェト | スーパーシェルター | OUTBACK RETREAT | ソロベース | 炎幕TC | |
設置サイズ(cm) | 280×160×110 | 210×125×115 | 370×130×120 | 360×190×110 | 330×190×130 |
素材 | 190T/68Dポリエステル | 75Dナイロン | 75Dナイロン | TC | フライ:TC スカート:ポリエステルオックス210D |
本体重量 | 約3.53kg | 約1.45kg (ポール無し) | 約3.7kg | 約4.4kg | 約3.5kg |
収納サイズ(cm) | 50×16×16 | 40×20 | 58×20×20 | 40×20×20 | 62×26 |
スカート有無 | 全面あり | なし | なし | なし | 全面あり |
インナーテント有無 | なし(別売/セット売) | 付属 | 付属 | 付属 | なし |
付属品 | ・メインフレーム ・キャノピーポール130cm(2本) ・ペグ(14本) ・ガイロープ(4本) ・キャノピー本体収納袋 ・メインフレーム収納袋 ・ペグ用収納袋 | ・ガイライン×5本 ・ペグ×10本 | ・ポール×4本 ・ペグ×12本 ・ガイライン×6本 | ・ペグ×18本 ・ロープ×6本 ・エンドキャップ×2個 ・収納ケース | ・ポール×2本 ・ペグ×12本 ・張り綱×4本 ・収納ケース |
税込価格 | 13,980円 | 9,900円(コヨーテブラウン) | 16,900円 | 22,313円(amazon) | 21,780円 |
OneTigrisのスーパーシェルター、OUTBACK RETREATはインナーテントが一体型で、床面が否応なく付きます。また、スーパーシェルターはポールが付属しません。
BUNDOKソロベース、炎幕TCは素材がTC(ポリコットン)なのでその分価格が高くなりますが、サイズ感の違いを見る上で参考にしました。
予想していたものに近かった?
詳細が発表になる前、「こんなテントかな~」と予想していたことがあったのですが、だいたい当たったかな?
- ナイロン・ポリエステル生地
- 天井の高さは120cm〜130cmくらいっぽい
- 幕内に二又のポールを立てて自立させる構造のよう
- OneTigrisのOUTBACK RETREATが16,900円なので、そこと競争力がある価格設定
という予想でした。
天井の高さは10cm低い110cm。上記の通りBUNDOKソロベースと同じ高さでした。
加えて二又ポールというよりはまさかのハンガーラック(^^)
そして価格はシェルターのみだと13,980円。予想通りというか十分安いですが、インナーテントが付いてないのでそれを踏まえると…。
- メッシュのインナーがあった方が夏は安心(虫が入ってこない)
- インナーありだと価格的にはOneTigris OUTBACK RETREATとほぼ同じ(クロシェトの方が80円高い)
- 生地はOneTigrisの方が良いが、クロシェトの方が広くスカートが付いている
ということでこれは悩むところです。
設営や撤収の簡単さはクロシェトに利があるので、ほぼ同価格ということを考えると、絶妙な価格を設定したなと思います。
ナチュラムのハイランダーということから、こっちを信頼する方も多いのかなぁ…。
なお、自分自身がOneTigrisスーパーシェルターを使っていますが、品質はまったく問題ないと思います。(但しナチュラムの別注モデルですが)
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サバティカルのテントも再入荷になるようで、抽選販売が行われますのでお見逃しなく!
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