あぁ、仕事が忙しい・・・
と、言い訳から始めてすみません。
年末に向けて平日は昼夜の境無くハードワークしております。
そんな中、週末はちょっと出掛けたり、DIYしてみたり、友人を招いて家キャンスタイルで鍋パーティーしてみたりと、気分転換を図っています。
ストーブ用の囲炉裏テーブルが欲しい!
DIYと言ってもモノ自体は購入したのですが、ストーブ用のテーブルを手に入れて、自分で塗装&組み立てをしました。
このテーブルが欲しかった理由とともにご紹介します。
ニーズその1:ワンポールのテントに対応したい
普段はOgawaのティエラ5-EX2を使っているのですが、もう1張 tent-mark designのサーカスTC DX HUNTERを持っています。
その名の通り難燃のTC素材でできているので、冬に薪ストーブをインしてキャンプすることもでき、これからのシーズンで活躍するテントです。
サーカスTC DX HUNTERを使ったキャンプや、そこに入れる道具(薪ストーブなど)についてはこちらにまとめてあります。
HUNTER は限定モデルでキャンプ場でもかぶったことがないのですが、サーカスTC DXの使い心地などをご紹介していますのでご覧ください。
こちらはソロで使ったり、たまーに気分を変えようとファミリーキャンプで使ったりしているのですが、
狭いし暗い!
と、妻からはあまり好まれていません(泣)
そりゃあ、Ogawaのティエラ5-EX2と比較してしまうと居住性は劣りますが、設営が楽だし、ちょうど良いサイズ感で僕は気に入っているんですけどね…。
さてこのサーカスTC DX HUNTERですが、ご覧のように三角型のティピーテント。
センターど真ん中に1本のポールを立てて張るのですが、このセンターポールが存在感を出します。(言い換えるなら”邪魔”…)
ポールを二股にする裏技もあるのですが、そうしない限りは構造上ど真ん中にポールが来るので、デッドスペースが生まれます。
そこで、このポールを囲む円形のテーブルが多くのキャンパーで活用されていて、自分も欲しいな~と思っていたのでした。
ニーズその2:ストーブを囲んで食事やリラックスしたい
そしてこちらが本命の目的。
秋口からのシーズン、昼は暖かくても夜はぐっと冷えるので、薪ストーブを入れないまでも暖を取るためにストーブを使います。
昨シーズンはセンゴクアラジンのポータブルガスストーブを使っていたのですが、今シーズンはこちらのアルパカNewストーブに新調しました。
ストーブの選択についてはこちらの記事にまとめています。
ガス or 石油どちらにしようか迷われている方、参考になれば幸いです。
先日訪れたほったらかしキャンプ場でようやくデビューさせることができ、使ってみた感想としてこのアルパカストーブを囲む形で食事をしたり、リラックスできるといいな~と強く思いました。
そこで、いわゆる「囲炉裏テーブル」を本格的に検討しよう、ということになりました。
囲炉裏テーブルを探しまくる
ということで、ストーブを中心に置きぐるっと囲める「囲炉裏テーブル」をアレコレ探しまくりました。
円形でなくても角型だったり、4辺を組み合わせてできないかだったり、様々なバリエーションで探索したのですが、色々見た結果「このあたりが大事なポイントだな」と思ったのは以下の2点です。
テーブル選びで重視したポイント
- テーブルの天面(モノが置けるスペース)が20cmは欲しい
- 高さが40cmくらい欲しい
テーブルの天面奥行き
多くの商品はテーブルの天面奥行き(モノが置けるスペース)が17cm~18.5cmくらい。
使ってみると程よいのかもですが、自分の使い方としてここで食事をすることを考えると、「ちょっと狭いかも」と思いました。
そこで、20cmくらいあるものを探したのですが、まあ無い!
大きい=テーブル自体も大型になって持ち運びも大変になるので、コンパクトに済ませたい方や焚き火用に囲みたいという方は逆に大きくない方が良いのかもしれませんが、僕は非常に苦労しました。
テーブルの高さ
そして大変だったのがテーブルの高さ。これは本当に合致するものがなく、諦めかけました。
我が家は子どもが食事をするときに椅子に座る必要があるため、テーブルが低いと使いづらくある程度の高さが欲しいのですが、だいたいの商品は約27cmで作られています。
40cmくらいの商品はほぼ見当たらず、近いところのものがあっても違うところが気になる…。
さてさて困りました…。
囲炉裏テーブル 各社商品を比較
各メーカーから販売されている商品をあらかた見て回ったので、同じく検討されている方に向けてまとめておきます。
大きさ (幅×奥行) | 高さ | 価格 | |
LOGOS アイアンウッド囲炉裏サークルテーブルL | 94.5×15cm (円形) | 27.5cm | 34,100円 |
尾上製作所 マルチファイアテーブルⅡ | 100×17cm | 27cm | 9,900円 (4個セット) |
DOD テキーラプレートM | 91×14cm | 1.9cm (天板のみ) | 4,100円 (1個) |
テンマクデザイン マルチスリムテーブル | 79×25cm | 37cm | 8,580円 (1個) |
BUNDOK マルチ 焚き火 テーブル | 83x17cm | 34.5cm | 11,000円 (4個セット) |
LOGOS アイアンウッド囲炉裏サークルテーブルL
円形の囲炉裏テーブルを探すと最初に当たるのはこれかなと思います。
LOGOSのアイアンウッド囲炉裏サークルテーブルは、センゴクアラジンのポータブルガスストーブとセットで扱われていることも多く、代表的な一品。
シックな色合いの木製天板を4枚組みわせて使用します。
木製ってほとんど見かけないので、材質にこだわりたい方にとっては有効な選択肢かと思います。
僕はちょっと脚が安っぽいかなぁという気がしてしまったのと、天板の奥行きが15cmというのが気になって見送りました。
サイズ(:約)直径94.5×高さ27.5cm開口部(:約)内径64.5cm
収納サイズ(:約)幅65×奥行16×高さ25cm
構成:テーブル、収納バッグ主素材:スチール、木材
大人数で囲める円形囲炉裏テーブル
尾上製作所 マルチファイアテーブルⅡ
さすがのオノエ品質で見た目も剛健です。
4枚の天板が独立していて連結用のジョイントがあるのでガッチリ固定して横長にしたりもできます。
またオプションパーツが非常に豊富なのも特徴で、組み合わせることで様々な使い方ができます。
カスタマイズして、自分の基地を作りたい方や無骨なスタイルを求める方にはうってつけです。
これにしよう!とほぼ買いかけたのですが、天板の奥行きが17cm、高さ27cmというところがどうしても引っ掛かってしまいました…。
ロースタイルで焚き火周りに使うということなら、断然オススメです。
DOD テキーラプレートM
人気のDODのテキーラプレートを使う手もあります。
こちらは脚と天板が別の商品なので、それぞれ購入する必要があるのですが、色々な使い方ができるので応用性が高く、使っているキャンパーも多い人気のアイテムです。
ただし、テキーラプレートが91cm×14cmと奥行きが狭く、食事スペースとしてはちょっと心もとない感じ。十分にするためには1辺2枚使わなくてはならず、費用がかさみます。
ちなみにフルセットで揃えると、
- テキーラプレート(天板):4,100円×4枚=16,400円
- テキーラレッグM:3,780円×2セット(4脚)=7,560円
- 合計:23,960円
もしくは既製のテキーラテーブルにテキーラプレート1枚+テキーラレッグM2脚を追加する形です。
- テキーラテーブル:14,940円(※レッグ2脚、プレート3枚のセット)
- テキーラプレート(天板):4,100円
- テキーラレッグM:3,780円(1セット・2脚)=3,780円
- 合計:22,820円
こちらの組み合わせの方がお得ですね!
サイズ:(約)W115×D49×H41cm ※開き方により、サイズは変動します。
重量:(約)8.6kg
静止耐荷重:(約)40kg
テンマクデザイン マルチスリムテーブル
これを使う手もあるかなということで検討したのが、WILD-1のブランド、テンマクデザインのマルチスリムテーブル。
焚き火台の近くでも安心して使用できるステンレス製のテーブルで、天面の奥行き25cm、高さ37cmとほぼ僕の理想を叶えてくれます。
ただ1つ8,580円するので、これを4つ買うと34,320円と結構な出費になります…。
また、このステンレスの質感については好き嫌いが分かれそうなところです。
BUNDOK マルチ 焚き火 テーブル
コスパの良さで好評のBUNDOKからもスチールのテーブルが販売されています。
こちらは4枚セットで定価11,000円。Amazonでは7,927円(28%OFF)で販売されています。
ほぼ尾上製作所のマルチファイヤテーブルと同じ仕様で、こちらの方がややコンパクト。(オノエは一辺が100cm、こちらのBUNDOKは83cm)
コスパに優れるBUNDOKの利点がありますが、尾上製作所の マルチファイアテーブル と比べると若干つくりが気になります。値段も同じくらいなので、こちらを買うのであればオノエを選択、でしょうか。
収納時サイズ(約):85×12.5×18.5cm
重量(約):7.3kg
材質:スチール(粉体塗装)
組立式
付属品:収納ケース
キミに決めた! Good for のセンターホールテーブル
ということで、あれこれ探したけれど目ぼしいものが見つからず、困ったな~と思っていたところ、ふと見たインスタグラムで紹介してくれている方がいて、「これだ!」と飛びつきました。
浜松でハンドメイドでものづくりをしている、Good forさんのセンターホールテーブルです。
求めていた条件に理想的に合致
まず形状は中央に穴が空いた円形のテーブル。写真にある通り、真ん中にストーブが置けるのでみんな暖かくしながら食事や歓談ができます。
テーブル天板の奥行き23.5cm。食事に使うお皿がちゃんと置ける広さがあり、子どもがご飯を食べる上でも安心です。どれだけ気をつけてても手を伸ばしたときに袖が引っ掛かったりしてしまいますからね…。
そして何より高さ。このセンターホールテーブルはローとハイが選べてロースタイルは27cm、そしてハイスタイルだと40cm!
まさに理想的なテーブルで、すぐこちらに決めました。
センターの穴を埋める天板パーツも販売されています!
自分で塗装・組み立てをする
Good forのセンターホールテーブルは素地、つまり未塗装の状態で届くので、自身で塗装とパーツ組み立てをする必要があります。
これをDIYと取るか面倒と取るかは人次第ですが、僕は圧倒的に前者。
自分の好きな色に仕上げることが出来ますし、手をかけた分愛着が湧きます。
こちらのように”生”の状態で手元に届くので、ガードを兼ねて塗装を行います。
僕はBRIWAXで行くか、ワトコオイルで行くかを非常に悩んだのですが、Good forの方にもアドバイスをもらって、ワトコオイルで塗りました。
BRIWAXも捨てがたかったのですが、熱に弱いという話が気になりました。
中央にストーブを設置することを念頭に置いてあったので、もしも溶けたり(BRIWAXは主原料がミツロウとカルナウバロウ)したら…という不安が拭いきれず。
ワトコオイルは一度塗って乾かして、余分な塗料を拭き取って、また乾かした後にもう一度塗って、油研ぎ(濡れた状態で研磨)してまた乾かして…と手間は掛かるのですがご覧の仕上がり。
今回は同じくワトコオイルで塗装した2段ラックと色調を揃えようと思い、エボニーで塗りました。
塗装した後は蝶番や脚を差し込むパーツを自分で取り付けます。下穴を開けてからネジを入れないと木は割れてしまうので、計24箇所穴あけ&ネジ入れをする必要があり、こちらも結構大変なのですが、自分で仕上げることで息が吹き込まれていく感じがして、どんどん愛着が湧いていきます。
オノエのアイアンレッグを使った2段ラックの制作過程はこちらにまとめています!
Good for
Good forではセンターホールテーブル以外にもさまざまなアイテムを作られており、どれも魅力的。
作られている方も非常に親身な方で、購入後にも色々と相談に乗ってくれて安心です。
キャンプデビューはもう少し後
こうして出来上がった囲炉裏テーブル。
まだキャンプ本番には使用していないのですが、自宅でのベランダキャンプや友人を招いての鍋パーティーで活躍しています。
実戦投入した暁にはまたご紹介します!
早くキャンプ本番で使いたい!
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