わたくし、食い道楽なんです。
昨年から続くコロナ禍でキャンプに行きにくい日々でもありますが、普段の生活も鬱屈しがちですよね…。
今回はそんなふさぎがちな気分を上向きにしてくれる、キャンプギアの中でも調理・料理用の道具からおすすめのクッキングギアをご紹介します!
キャンプで使う調理器具はコンパクトに収納でき機能的なので、キャンプでの料理に限らず普段の生活の中でも便利に活用できます。
そのためキャンパー以外にも非常にオススメできます。
加えて、あまりキャンプで使う人は少ないであろうアイテムもご紹介しますが、特にファミリーキャンプの食事シーンを彩ってくれるのと、料理の幅や楽しみ方がぐっと広がって普段の食事が充実しますのでご覧ください~。
キャンプにハマる前から美味しいものには目がありませんでしたが、昨年からのコロナ禍で一番キツかったのは鎌倉の友人が営む店がどこもクローズせざるを得ず、美味しいものが食べられなくなったことでした。
もちろん旅にも出られず、旅先で舌鼓を打つこともできず…。本当にしんどかったです。
そんな僕を救ってくれたのは約2年前、引っ越しを機に手に入れた念願の七輪で焼く自宅BBQであり、揃えまくったキャンプギアでした。
何なら自宅BBQをやりたいがために引っ越した向きもあります(笑)
お気に入りの調理道具はこちら!
どれも普段使いできるもので、食卓を豊かにしてくれます。それはつまり、生活を豊かにしてくれるので、どれも僕にとって大切な道具になっています。
こう思うようになったのは、子どもが2歳になって同じもの(味付けは変えますが)を食べられるようになり、なおかつコロナでリモートワーク中心になったことでそれまでに比べて圧倒的に家族全員で食卓を囲むことが増えたからだと思います。
こう考えると、コロナだからといって決して悪いことばかりではないよな、と前向きに考えるようにしています。
それぞれ、思い入れとともにご紹介します。
1.シェラカップ
まさか、こんなにシェラカップを使う日が来るとは…。
と、つくづく思います。去年の今頃は想像だにしませんでした。
コレクション要素もあり、「シェラカップはいくつあってもいい」と言ったときの妻の冷たい顔が忘れられません…。
全部で7個持っているのですが、中でもお気に入りは「HYGGELIG(ヒュッグリー)」のものです。
子どもが「これがいい!」となかなか手放してくれないのがちょっと困りますが(苦笑)、とっても可愛いデザインで気に入ってます。
今なら2個セットの購入でこれまた可愛い巾着袋がプレゼントで付いてきます。
HYGGELIGはインスタで目にして気になったブランドで、このシェラカップも先行販売で購入したのですが、アパレルグッズもとっても可愛くオシャレなので要チェックです!
名入れをしてくれるアイテムもあり、うちでも子どもの名前を入れたTシャツを作ってもらいました!
2.SOTO V型ストーブ ST-320/ST-K320
記念すべき最初のギアです。
OD缶ではなくCB缶燃料、そしてケースがそのまま風防になる優れもの。コンパクトに携行できてどこででもサッと使えるので、キャンプに限らず非常に重宝しています。
3.鉄製 ホットサンドメーカー
今やキャンプ料理を代表するアイテムのホットサンドメーカー。
本来のホットサンドを作る以外にも色々と活用できて非常に便利です。
僕が使っているのは有名ブランドのものではないのですが、
- 食パンを切らずに1枚そのまま入れられる
- 鉄製かつエンボス加工が施されていて焦げ付きにくい
- 上下が分解でき、フライパンとしても使える
- 何より安い(実勢価格がだいたい3,500円くらい)
という利点があり、重宝しています。
有名メーカーのものは価格が高いのと重いのがネックで、セレクトショップの店頭で見てこちらにしました。
パンのフチはくっつかないタイプなのですが、食パンをそのまま入れてももうちょっとスペースに余裕があるので具材をたっぷり入れられます。
また、分解できてフライパンとして使えるので、これ1つで具材を炒める→ホットサンドを焼くという工程が実現できるのが非常に便利です。
南部鉄器のOIGENのものを第一候補として見に行ったんだけど、想像以上に重くて「こりゃ扱うのが大変だ」と思ったんだよね~。
ふだんの昼ごはんや、ベランダBBQでサッと使えるのが便利。
圧倒的にキャンプより自宅での料理で使うことが多いね~!
4.ニトリ スキレット
こちらは説明無用ですね。ニトリのスキレット、ニトスキです。
15cm(6インチ)のもので499円。こぶりなサイズ感が「もう一品」にちょうど良く、使い勝手が良いアイテムです。
使い勝手が良い=たくさん使う=油が馴染んで良いスキレットになっていくという好循環で、何にせよ安い!というのは圧倒的な価値です。
元々はアヒージョを自宅でやりたい!と思って買ったんだったなぁ…。
アヒージョ?1回しかやってなくない?
5.スノーピーク HOME&CAMP バーナー
イワタニのタフまるなどのカセットコンロも検討したのですが場所を取ることに加え、安くても7,500円程度するので、それならと定価で9,980円のこちらにしました。
やはり、ボトル形状にすべてが収まりコンパクトに収納できることが最大のポイントですが、五徳を取り出しぐるっと回して広げるガジェット感も楽しいです。
デザイン性と機能性を両立するあたりさすがスノーピークです。
強い火力が出て、自宅での鍋料理やベランダBBQのときに卓上で調理・加温でき活躍することはもちろん、写真のように大きい鉄鍋をを載せても大丈夫な安定感があります。
コンパクトに収納できて安定して使える機能性と、デザイン性のオリジナリティが他を圧倒しているプロダクトだな~
サイズ:346×301×120(h)mm
重量:1.4kg
収納サイズ:90×120×255(h)mm
最大出力:2100kcal/h
6.能登珠洲産 天然珪藻土切り出し 七輪
自宅でもキャンプでも、七輪があると食事の楽しみ方がぐっと広がります。
七輪との生活についてはこちらのエントリーをご覧ください。
グリル台との一番の違いはテーブルの上に置いて食卓を囲むみんなで一緒に楽しめること。
誰か(大抵はお父さんの役割になると思いますが 涙)が焼き方さんとして張り付いて食事に参加できなかったり、テーブルから離れたところに焼き台があるせいで焦がしてしまったり、常に注意しておかなければならなかったり、という煩わしさから解放されます。
もちろん、七輪で焼いた食べ物のおいしさは抜群です。キャンプや自宅BBQなどのせっかくの機会、またはいい食材を使う場合など、「どうせだったらよりおいしく」したいのは皆さん共通の思いだと思います。
おすすめは、
- 長角(長方形)のもの。丸形だとサンマなどの魚を焼くときにフチの方がはみ出てしまいます。
- 中が2つの部屋に分かれているもの。焼くものが少ないときは片側だけでできますし、強火ゾーンと弱火ゾーンを作ったり、炭の調整が簡単にできます。
です。
本当は珪藻土切り出しの本格派をおすすめしたいのですが、職人の手作りでもあるので高いです。
発熱量・蓄熱量に差が出るので、いいものを使った方がいいのは間違いないのですが、最初の一台としてはなかなかにハードルが高いかもしれません。
ただ、同じ七輪でも使ってみて違いが歴然なので、本格志向の方は一考の価値があると思います。
肉の違いは除いたとして、街の焼肉屋で食べるものと自宅の七輪で焼いて食べるものは何でこんなに違うんだろう?と思ったんだよね。
この中でも、こちらの商品は国産(本場能登産)で珪藻土切り出し、職人によるハンドメイドなので品質と価格のバランスが良いかなと思います。
【送料無料】本格派 能登の珪藻土 手作り切出し長角 七輪 45号太陽炭(短炭)一回分プレゼント【プレゼント対象商品】【あす楽対応】
7.長谷園 かまどさん
これは約6年前、越後湯沢にできた「里山十帖」の夕食で初めて使って、あまりのご飯の美味しさに驚いて自分でも買ったものです。
2014年に雑誌「自遊人」が旅館を作ったと聞いて驚いて、「これは行きたい!」と思ってそのシーズンの冬に始めて行ったねー。
それから毎年行くようになって、これまで7,8回は訪れているかな?
子どもを連れていけないのが悲しい(泣)
当時はあまり見ることが少なかったのですが、最近は色々なお店でも見るのでメジャーになってきています。
本来はご飯を炊くものですが、土鍋なので鍋もできます。
蓄熱性が高いので、むしろ鍋で使っていることの方が圧倒的に多いですが、この「かまどさん」で炊いたご飯は本当に美味しく、炊飯器で炊いたものとはレベルが違います。
やはり実際に食べてみないことにはこの感動は正確に伝わらないのですが(涙)、日本人の主食でもあるご飯がおいしくできるのは日常の生活の品質が確実に上がります。おすすめです。
キャンプの非日常空間で美味しいご飯を炊く…!ごくり。
さすがにこれをキャンプに持っていくのは気を遣うけどね~
8.南部鉄器 鉄瓶
これは決してキャンプ用ではないのですが、その性能・性質からキャンプでの利用にぴったりでした。
南部鉄器の鉄瓶です。
まず他のどんなギアより硬いので、これ自体が壊れるということはほぼ考えなくて大丈夫です。(割れないという訳では無いようですが…)
逆に、この鉄瓶で他のギアを壊すことに神経を尖らせて運搬しています。
鉄瓶の魅力や選び方についてはこちらの記事で詳しく述べています。
おそらくどの家庭でも毎日お湯を沸かすと思いますので、自宅で日常的に使う道具をより良くして、かつそれがキャンプでも活躍するという形です。
その重厚な存在感、愛でて育てていく感覚、朝起きて澄んだ空気の中で鉄瓶でお湯を沸かすという体験…。
手軽でないからこそ時間の使い方として充実し、生活が豊かになるのはこんな時代だからこそ求められることじゃないかな~と思っていたりします。
ふるさと納税でも本物が手に入ります。
9.ユニフレーム ブレッドナイフ
意外に存在を知られていないのですが、ユニフレームからパン切りナイフが発売されています。
こちら、折り畳み式になっているので持ち運びや使用時に安心で、さすがユニフレームの品質なのでとても良く切れます。
我が家ではホットサンドを作って切り分けるときや、焼いていない食パンを切るときなどさまざまなシーンで活躍しており、当然ふだんの自宅での生活においても重宝しています。
やはりポイントとしては折り畳めることでしょうか。
パン切り包丁は持たれている方も多いと思いますが、折り畳めるものではないのが普通なので、キャンプに持って行く際に梱包が必要だったり、他のナイフで代用するケースが多いのではないかと思います。
こちらはその必要が無くどこにでも気軽に持って行けるうえに、価格も2,200円と手ごろなのでおすすめの一品です。
●サイズ:使用時/約420mm(ブレード部:約190mm)、収納時/約230mm
●重量:約92g
10.鉄製フライパン AOMの両手鍋(COOK & DINE HAYAMA)
鉄鍋といえば鋳鉄で作られるLODGEや鍛造フライパンの代表格TURKのものが有名ですが、僕が使っているのはCOOK & DINE HAYAMAのオリジナルブランド、AOM(アオム)の両手鍋です。
「鉄鍋伝道師」との呼び名も名高い山口さんが営む「COOK & DINE HAYAMA」。
葉山の本店が自宅から近いこともあり、そこでLODGEやTURKなどとも比べて、こちらのAOMを選びました。実物を見させてもらって感じたメリットは以下のようなことです。
- 4mmという厚手の鉄板で作られており蓄熱性が高い
- 決して重すぎなく手軽(ダッチオーブンと同じ鋳鉄製のLODGEなどと比べると軽い)
- 使い始めのシーズニングがいらない
- 底面が広い(同じ口径であっても、へら絞りのフライパンのように焼く面である底面が小さくなっていない)
鉄製フライパンの特長である、全体に蓄熱されることで均一かつムラがない焼き上がりで、中央だけが焦げ付くようなことがありませんし、鋳鉄や鍛造フライパンの扱いにくさをカバーした万能タイプでもあります。
「いきなりLODGEやTURKを使うのはハードルが高そうだなぁー」という方にはこのAOMシリーズがおすすめです。
AOMの中でもこちらのタイプは「粉もんパン」と名付けられており、その名の通りお好み焼きや餃子を焼くと物凄く上手に仕上がるのですが、この形といえばということでパエリアを作ったり、肉を焼いたり、このままオーブンに入れたり、さまざまな料理にチャレンジできるのが嬉しいポイントです。
何より、一本一本鍛造で手造りされたハンドルが溶接されたこの形がカッコいい!
こちらは直営店(葉山本店と三井アウトレットパーク横浜ベイサイド店があります)か公式オンラインショップでしか購入できませんが、オンラインショップは現在品切れのようです…。
11. ポーレックス コーヒーミル2 & ユニフレーム コーヒーバネットcute
間違いなく一番使っているであろうセット。
我が家は毎日コーヒーを飲むのですが、コロナ禍で自宅で仕事をするようになってから、その機会が圧倒的に増えました。
自宅用のミルやドリッパーはありつつも、キャンプ用にと揃えたミルとドリッパーで、このセットの品質が非常に高かったので家にあったものは売りました。
どこにでも持っていける携行性に加え、ポーレックスのコーヒーミルは15段階に豆を挽く粗さを調整でき、ユニフレームのコーヒーバネットは2人用にちょうどいいサイズでコーヒー豆からのガスを効率的に排出し、雑味の少ないコーヒーが淹れられます。
中国製の安いものもありますが、毎日使うもので「どこか気になりながら使う」というのは避けたく、メイドインジャパンのこちらを選びましたが正解でした。
キャンプでの利用はもちろんですが、それに限らず自宅でゴリゴリと豆を挽いていると、ちょっとした息抜きになりますし淹れる珈琲の味も格別です。
12.SOTO サーモスタッククッカーコンボ
これは元々は淹れたコーヒーを受けるポットが欲しく、せっかくなら他の用途にも使えるものをと思い買ったものです。
350ml、400ml、750mlのサイズ違い3種類のマグがすっぽりと収納でき、750mlのものではちょっとしたスープを作ったり調理もできます。
コジー(保温ケース)がそのまま収納ケースにもなるのでコンパクトにスタッキングでき、ソロキャンプならこれ一つを持って行けばお湯を使う料理には困らなさそうです。
●全て1つにスタッキングできる。
●コジーとしても使える収納ケースには別売OD缶(110缶)も一緒に収納できる。
番外編.薪ストーブ
最後に番外編として薪ストーブを。
キャプテンスタッグのKAMADO FG-75です。
こちらはさすがに普段遣いの調理器具ではありませんが、我が家ではベランダでのBBQやプチデイキャンプの際に火を入れて、天板の上に紹介したAOMのフライパンやニトスキを置いて調理したり、中にホイルに包んださつまいもを入れて焼き芋を作ったりと楽しんでいます。
また、天板が2箇所外れて五徳として使え、焼き網も置けるので直火焼きや炭火焼きもできます。
熾火にすれば、ご覧の窓から確認しながらピザ焼けるんじゃないか?と密かに目論んでいます。
こちらのキャプテンスタッグの薪ストーブは、楽天のスーパーセールで半額以下(定価46,200円が22,000円!)で購入したもので、昨年のベストオブお買い得商品でした。
なかなか自宅で薪ストーブは条件が整っていないとできないと思いますが、暖を取りつつ調理も楽しめ、まさにキャンプに行けない気持ちを晴らしてくれるお気に入り道具です。
ご注意!
キャプテンスタッグからは新旧2種類の薪ストーブが発売されており、旧型もまだ販売されています。旧型は窓が付いておらず、価格は安いですが火が見えないので魅力が半減です。間違えて購入しないようにご注意ください!
- 新型:窓付き、UG-75
- 旧型:窓なし、UG-51
・煙突外径:(約)100mm
収納サイズ:(約)幅480×奥行270×高さ265mm
セット重量:(約)10kg
セット内容:本体1、煙突2、煙突(蓋付き)1、角蓋1、丸蓋(大)1、丸蓋(小)1、バーベキュー網1、ジョイント脚4、キャップ4、ガラス窓1、蝶ネジ1、収納バッグ1
材質:本体・扉・蓋・脚・煙突/鉄(焼付塗装)、ガラス窓/耐熱ガラス
以上、調理・料理用のキャンプギアからと、反対に自宅で使っていてキャンプでも使える調理器具をご紹介しました。
いろいろなギアを買うとき、どうしても「キャンプでのみ使える」ものよりも「自宅でも使えるしキャンプでも使える」かどうかを気にしてしまうのですが、日常的に使えば使うほど愛着も湧いてくるし、さまざまな使い方や料理のアイデアも浮かびやすくなるかなと思います。
今年はギアをあまり増やさないように自制しつつ、これからも生活を目一杯楽しみたいと思います~!
料理スキルを上げたい!
キャンプを続けていると必ず困るのが料理の献立。
- いつも同じメニューになってしまう
- なるべく手間をかけずに調理したい
- 料理のバリエーションを増やしたい
というニーズは皆さんあるのではないでしょうか?
オンライン料理教室「CookLIVE」
そんなときにおすすめしたいのはこちらの「オンライン料理教室 CookLIVE」。
申込初月は0円だったり、体験レッスンがワンコイン500円でできたりと、リーズナブルにしっかりした料理レッスンを受けることができます。
専門の講師の方が自身のスキルやペースに合わせて教えてくれるので確実に料理のレベルが上がります。
自宅での食事レパートリーを増やしたり、作り置き料理で毎日の家事を楽&食卓を豊かにしたりと、ふだんの生活を便利にしつつオンラインなので周りの目を気にせず料理の腕を上げることができます。
基本を学べばキャンプ料理の幅も広がります!
ファミリーキャンプの場合、BBQやカレーなど毎度同じ料理だと飽きてしまいます。
料理のレパートリーを増やし、手際良く調理するスキルを身につけることで子どもにキャンプを楽しんでもらい、「また行きたい!」と言ってもらえるようになるので、リーズナブルに学べるこちらのサービス、おすすめです。
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