鎌倉周辺のキャンプ場

鎌倉周辺のキャンプ場

こちらの記事鎌倉にはキャンプ場が無いことをご紹介しましたが、車で1時間ほど走らせた近辺に3カ所、一般的なキャンプができるキャンプ場があります。
それぞれメリットデメリットがあるので、個人的な所感もあわせてお伝えします!

グランピングや手ぶらキャンプができる施設は鎌倉にもあります。
ここでは「自分のテント・タープで」「火器を伴う自前の調理器具で」できることを条件として「キャンプ場」としています。

鎌倉周辺で”キャンプ”ができるキャンプ場は?

ピックアップの条件としては以下としています。

  • 鎌倉から自動車で1時間圏内
  • 自分のテント、道具を使える
  • グランピングや野営ではなく、ちゃんとキャンプ場として整備がされている
  • 使うにあたって制約(人数や居住地など)が無い

柳島キャンプ場

湘南で唯一、海辺でキャンプができます。
「海を前にキャンプしていいよ」とちゃんと認められているのはここしか無いので、絶対的な価値として存在します。

鎌倉だと134号を小田原方面に向かい、平塚に入る手前。正真正銘海沿いにあります。
交通機関で向かう場合はJR茅ヶ崎駅からバスで「浜見平団地」降車。そこから徒歩15分です。

11時にチェックインできることはありがたいですね。スムーズに設営ができれば、初日の昼からキャンプ飯ができます。
レンタル品・販売品も揃っているので、湘南に遊びに来て「ついでにキャンプする?」というように、思いついたときに手ぶらでGO!という使い方も十分できると思います。

設備

サイトの広さ:7m × 7m

オートキャンプ:×
電源サイト:なし
風呂:なし
シャワー:あり
水洗洋式トイレ:あり
給湯設備:なし
ランドリー:なし

利用料金

  • 7月・8月のハイシーズンと年末年始、3~11月の金・土・祝日の前日は3,660円
  • 3~6・9~11月の水・木・日と12~2月の金・土・祝日の前日は3,160円
  • 12月~2月の水・木・日は2,660円です。

    いずれも、茅ヶ崎市に在住・在勤の方は割引が適用されて約500円安くなります。

デメリット

最大のウィークポイントは、キャンプサイト内は火気厳禁で焚火や調理ができないということです。
テントや自分のスペースから離れて専用のスペースで行う必要があり、正直「う~ん」という感じです。

また、キャンプサイトは林の中なので海に直接面していません。
つまり、キャンプサイトからは海は見えません(歩いて数分で海辺に出られます)

これ知らなかったのですが、どうやらテント横で焚火や調理ができる「焚火サイトプラン」というのがHPから予約できます。
やはり相当人気&サイト自体が少ないようで、しばらく先まで埋まっていますが空いていたらラッキーです。

茅ヶ崎市柳島キャンプ場
神奈川県茅ヶ崎市柳島海岸1592番1地先
11:00チェックイン 10:00チェックアウト
休場日:火曜日(7月、8月を除く)
https://yc.tsukahara-li.co.jp/

野島公園

ずっと”野鳥”公園だと思っていました。
横浜市の金沢八景にあり、横浜や都内から至近の距離。金沢シーサイドライン「野島公園」駅から徒歩15分です。
BBQやデイキャンプでの利用が多いと思いますが、3月から11月までの期間は宿泊キャンプをすることができます。

但し2020年は宿泊キャンプは休止中です。
2021年は復活することを切に願います…!

レンタル・販売品はちょっと高い印象です。薪・木炭1100円か~…。
あとカセットコンロは禁止だそうです。

設備

サイトの広さ:小区画は7m×7m、大区画は10m×10m

オートキャンプ:×
電源サイト:なし
風呂:なし
シャワー:なし
水洗洋式トイレ:あり
給湯設備:なし
ランドリー:なし

利用料金

  • 大区画
    平日:2,500円、土日祝:5,000円
  • 小区画
    平日:2,000円、土日祝:4,000円

デメリット

駐車場が無い

キャンプ場専用の駐車場はありません。公園の駐車場に入れることになりますが、最大料金の設定が無く、ゴールデンウイークや夏の海水浴シーズンは常に満車状態
こちらの野島公園は隣にある海の公園と合わせて横浜市民の潮干狩りのメッカ。シーズンはとんでもないことになります。

そのため、徒歩20分~30分はかかるさらに離れた一般のパーキングに入れることになり、キャンプサイトまでの荷物の運搬が大変です。
キャンプ場の近くにある野島青少年研修センターの入口に一旦車をつけて、そこで荷下ろしした後駐車場に向かうことで時間短縮できますが(これ知らないとキツい)、正直大変です。

工場に隣接している

運河を挟んで日産の追浜工場と隣接しています。
そのため、操業状況によってはノイズがありますので、静かに過ごしたいキャンパーは敬遠すべきかと思います。

チェックアウト時間が早い

あとはチェックアウトが9:30なので、ファミリーの場合はちょっと大変(というか我が家は無理)かと思います。朝起きて、ご飯食べて、大急ぎで撤収、という流れになりそう。

横浜市野島公園キャンプ場
横浜市金沢区野島町24
10:00チェックイン 9:30チェックアウト
休場日:3月、9月~11月の木曜日(祝日の場合は翌平日)、12月1日~ 2月末日
https://yokohamagrill.com/nozima/park/

長井海の手公園・ソレイユの丘 オートキャンプ場

鎌倉・逗子・葉山と三崎の間、海沿いの長井というエリアにソレイユの丘という広大な公園があり、そこにキャンプ場が併設されています。
電車で行かれる場合は、京急三崎口駅からバスで「ソレイユの丘」まで15分です。

ソレイユの丘は入場無料で広大な敷地に遊具や体験施設、動物とふれあえる広場などがあるので特に子ども連れに人気で、1日楽しめる施設です。
そのため特に夏のシーズンは混みあいますが、鎌倉近辺では一番良いキャンプ場だと思います。
12月~2月は金曜日、土曜日、日曜日、祝日、祝前日のみ営業です。冬キャンプもできる!

お買い物をするなら「すかなごっそ」で

長井は古くからの漁業の町で、鎌倉に住んでいるとよく「長井産」の魚を目にします。
漁港近くに魚介類を買える店や飲食店もありますが、少しだけです。小田原の早川漁港や沼津港のようなものを想像して来ると悪い意味で裏切られます(苦笑)

それなので、キャンプ場に食材を買って行く場合はすぐ近くの国道134号沿いにある「すかなごっそ」がおすすめです。
こちらは三浦野菜や葉山牛を取り扱う直売所で、東京・横浜方面から高速で繋がっている三浦縦貫道路の出口近くにあるので、三崎にマグロを求めに行った人や三浦で遊んだ人で賑わっています。
あまり品数は多くないですが海産物も取り扱っています。

キャンプ場としては

きれいなスタイルキャビンやバンガローもあり、テント泊以外もできます。
オートサイトはデッキ有りのサイトとデッキ無しのサイトが各5つ。デッキは4m×4mなのでツールームやシェルターは張ることができません。
フリーサイトは芝生で広めです。

レンタル品も充実しており、スノーピークが揃っています!
むしろ、自分のギアを持って行かずにスノーピークを試してみたくなります(笑)

設備

サイトの広さ:10m×10m(約100㎡)。オートサイトのデッキは4m×4m。

オートキャンプ:
電源サイト:あり(15A)
風呂・シャワー:園内に入浴施設あり(別途料金、割引価格)
水洗洋式トイレ:あり
給湯設備:なし
ランドリー:なし

コロナの影響で入浴施設がクローズしていたのですが、2020年10月16日から営業再開しました!

利用料金

オートサイトフリーサイト
GW、お盆期間デッキ有:8,000円
デッキ無:7,500円
5,500円
土、日、祝、祝前日、
海の日~8月31日
デッキ有:7,000円
デッキ無:6,500円
4,500円
上記以外デッキ有:6,000円
デッキ無:5,500円
3,500円

上記に加え、駐車場を利用する場合は1泊1,000円(乗用車)

デメリット

強風に注意

海を見下ろす高台にキャンプ場があるので景色が良い反面、風に注意が必要です。
都市部に住んでいるとあまり意識しませんが、鎌倉・逗子でも浜に出ればもちろんのこと、少し離れた市街地にいても風は強く吹きます。結構頻繁に三浦半島全体に強風注意報出ています。

風が強いときは設営・撤収が大変なのと、そもそもテントが飛ばされないようにしっかりペグダウン、ガイロープを張ることが大切です。天気予報を確認して向かうのはマストかと思います。

混んでます

僕にとって鎌倉から近い 唯一まともな キャンプ場であるのと同様に、都内や横浜近郊から多くのキャンパーが訪れます。
そのため特に夏のシーズンは非常に混み合い週末は予約を取ることが困難だったりします。

洗い場・トイレが離れている

これはサイトによりますが、洗い場とトイレが端に1カ所なのでちょっと離れています。

長井海の手公園ソレイユの丘 オートキャンプ場
神奈川県横須賀市長井4丁目
11:00チェックイン 10:00チェックアウト
休場日:12月~2月の平日
https://www.seibu-la.co.jp/soleil/camp

おまけ

田浦(横須賀市)にある田浦青少年自然の家のことを少し書いておきます。

田浦青少年自然の家
こちらは横須賀市で田浦(梅で有名です)にありますが、自前のテントが張れません
寝具と食材・飲み物だけ用意すれば、あとは全部貸してくれたり薪さえも提供してくれるようで、利用料も大人510円、小中学生260円、小学生未満は無料。人数の制約もありません。
使ったことがあるひとの話では駐車場が無くキャンプスペースまで荷物を持って行くのが大変、ということでしたがキャンプ”体験”は気軽にできそうです。

田浦青少年自然の家
横須賀市HP

以上、鎌倉近辺のキャンプ場の情報でした。

ソレイユの丘の入浴施設が再開したので、冬のキャンプで行く現実感が一気に増しました。
何かあったときにすぐ自宅に帰って来れる距離であることに加え、やはり冬の寒いときには妻と子どもはお風呂が無いと辛いですからね…。

なお、車で30分掛からない距離に油壷マリンパークがあり、その隣に観潮荘という宿泊施設があります。ここに油壷温泉があり日帰り入浴もできるのですが穴場なので、ソレイユの丘でキャンプした後に立ち寄ってもいいかもしれません。海を眺めながら入れる露天風呂があるのでおすすめですよ~。



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