4月19日から21日のド平日に無理やり仕事を調整して、ファミリーキャンプの聖地とも言われる「キャンプ・アンド・キャビンズ 那須高原」に行ってきました。
今年に入ってから3度目のファミリーキャンプながら、2泊3日は久し振り。
「せっかく那須まで行くのだから…!」と予定を詰めまくったため、キャンプ場でゆっくりという感じではありませんでしたが、それも含めてお伝えします。
家族連れに大人気のキャンプ場
キャンプ・アンド・キャビンズ 那須高原はその名の通り栃木県の那須高原にあります。
思っている以上に北部で、あとちょっと行けば福島県という位置。
鎌倉市からは東北道で約3時間半です。
アメリカン・カントリースタイルが基本の充実した設備、「こどもにきゃんぷ!」を掲げてさまざまなイベントが企画されたりと、まさに子どもにとっては最高のキャンプ場です。
評判通り、土日は予約開始と同時に一瞬で埋まります。
特にサイト内の設備がリッチなオートキャンプサイトやキャビンは秒の単位の激戦。
自分も子どもが楽しめることを最大目的に、一つしかない「キッズプレイサイト」を予約しに行ったのですが、金曜は取れたものの土曜が他のサイトを含め全滅で、仕方なく空いていた平日にスライドさせました。
そして平日はすごく空いていて、聞いていたような賑やかさや人で溢れる感じは無かったので、土日や連休・夏休みなどと普段の平日ではまったく違う表情のキャンプ場なんだな~と実感しました。
初日から2日目の朝にかけては人の声より鳥の鳴き声の方がうるさいくらいでした(笑)
利用したのは「キッズプレイサイト」
キャンプ・アンド・キャビンズには意趣を凝らしたさまざまなサイトがあるのですが、我が家が利用したのはその中でも一つしか無い「キッズプレイサイト」です。
自分もそうでしたが、バリエーションに富んだ多くのサイトがあるがゆえにおそらく悩むと思いますので、各サイトについては別の記事でまとめます~!
超豪華!サイト内にミニ公園がある感じ
このキッズプレイサイト、サイトの中に
- 滑り台
- ブランコ
- スプリング遊具
- ボルダリング
が備わっています(驚)
今回は子どものためのキャンプで子どもが喜ぶことを最大の目的にしていたので、その期待通り着いた瞬間から大喜びで遊び回っていました。
設営&撤収中、この遊具で遊んでいてくれれば楽かつスピーディーに作業できるはず!という狙い!
でも結局「一緒に遊ぼうよ~」となって手は離せなかったけどね(^o^)
上の写真が全体像ですが、左にテント設営&駐車スペースがあり、奥行13.7m×横幅11.5mあります。
これだけで普通のオートキャンプサイトより広かったりしますが、さらに屋根付きのスペースがあり、こちらにブランコやハンモックを吊るせたり、備え付けの焚き火スペースもあります。
安定のOgawa ティエラ5-EX2
連泊となれば我が家のテントで最大容量を誇るOgawa ティエラ5-EX2の出番となります。
今回はサイトのスペースが広いこともあり、余裕で張れました。
奥の屋根付きスペースと併せて、2つのサイト・拠点を使っているような感じでした。
以前のエントリー(サバティカルのタープ“ルピネM”とシュラフが買えました!)でも書いたのですが、インナーテント前のリビングスペースが285cm、さらにキャノピーを立てて150cmくらい前面にスペースを作れるので、タープが無くても快適に過ごせます。
後からが面倒なのでいつもインナーテントを最初から吊るしているのですが、これを外してシェルター型に使えばもっと広くなります。
今はまだコロナで難しいですが、グループキャンプでこの中にテーブルを置いて大人数で会食する、といった使い方も十分できるので、まだまだ楽しみ方がある有能テントです。
車載テトリスのスキルが進化中
冬用ギアが減って余裕が生まれてきているものの、ギア自体は増えているので荷物の積載が出発前の重要な一仕事になります。キャンプを重ねる度に上達してきました(^o^)
久し振りの連泊キャンプということで、張り切って荷物を持って行きましたが、だんだん使わないものも多くなってきた気が…。
そろそろ厳選のタイミングに来ているのかもしれません ^^;
ちなみに下の画像は3月にふもとっぱらに行った際のものです。
このときは薪ストーブがあるのでギュウギュウでしたが、だいぶ余裕が出てきました。
2日目は那須高原観光へ
せっかく充実施設のキャンプ場に行ったのだからそこでゆっくりすればいいのですが…。
色々行きたいところもあって2日目は那須サファリパークやSHOZO CAFE、激熱温泉の鹿の湯などを巡ってきました。
2段ラックは本当にお気に入り
尾上製作所 アイアンレッグでの2段ラック
尾上製作所のアイアンレッグを使った2段ラックはどんなときも重宝します。
雰囲気がぐっと演出されますし、収納性という機能面でもテント内がすっきりするのでおすすめです。
天板は自分で用意するのですが、意外と簡単にカスタマイズできます。
トランギアのアルコールバーナー&フューエルボトル
ちなみにここにも映っているトランギアのアルコールバーナーと、フューエルボトルは使い回しが良くて最近のお気に入りです。
同型のアルコールバーナーは安いものも含めて色々なメーカーのものが出ていますが、本家トランギアは作りもしっかりしており、真鍮製なので使うにつれて色合いが変化していき「育てる」感覚も楽しむことができます。
使ってみて初めて分かったのですが、火力として強いのでお湯を沸かすスピードが早かったり、ちょっとした暖房器具としても使えたりと万能選手です。
燃料もドラッグストアで「燃料用アルコール」が500mlで300円くらいで売っているので調達しやすく、構造がシンプルゆえに長く使える一生モノのギアで気に入ってます。
・サイズ:L156×W99×H53mm
・容量:280ml
・重量:約101g(個体差があります)
・直火OKです
燃料を入れておくフューエルボトル。
セーフティーバルブという機構になっており、ノズルを巻いて押せばキャップを取り外さなくても燃料を注ぐことができるようになっています。
また、作りも堅牢で中身がこぼれたり染み出したりすることがなく、運搬でも安心できることも良い点です。何より見た目がカッコいいので、色違いでもう一個買い足しました。
片方は燃料用アルコール、もう片方はパラフィンオイルと使い分けています。
クーラーボックスが実はお気に入りギアです
定番クーラーボックス、コールマンのスチールベルトですがこれは実家に眠っていたのを かっぱらって 譲り受けてきました。
自分が持っているブランドや、お気に入りのクラフトビールのステッカーを貼ってカスタマイズすることで、一気にお気に入り具合が増しました!
ギアも定番化してきました
テントの広さは違えど、毎回持って行くギアたちも定番化してきました。
ここに映っているギアたちはこちらの記事でまとめて紹介しています。
ぜひご覧ください!
FIELDOOR ジャグスタンド
MINTAGEのジャグを置いているのはFIELDOOR(フィールドア)のジャグスタンドです。
3,000円程度ですが、パーツをはめ込むだけで作れる(収納時は重ねてコンパクトにできる)もので、ちょうどいい高さでもあり、椅子にもなります。
最初は未塗装なので、自分でお好みに塗装もできてカスタマイズできます。
※収納時 : (約)W35cm×D44cm×H3.6cm
材質:天然木形成合板
重量:(約)1.8kg
耐荷重:80kg
夜はフュアーハンドのハリケーンランタンがデビュー
今回、フュアーハンド(FEUEHAND)のランタンがデビューしました。
こちら、人気のためプレミアムが付いた価格で売られていることも多いですが、時々定価で販売されています。
僕はたまたま売っているのを見つけて、速攻で買いました!
フュアーハンドのベイビースペシャルという小さいサイズの、276ジンクというモデルです。
灯油やパラフィンオイルで火を灯し、ガスやLEDとは違った柔らかい火がいい感じです。
ガソリンを使うタイプのようにポンピングも必要なく、初めてでも簡単に使えます。
サイズ:15cm×26cm/重量:520g
タンク容量:340ml/燃焼時間:約20時間(灯油使用時)
材質:ガルバナイズドスチール
原産国:ドイツ
また、夜は冷えたので久し振りにCB缶(自宅のカセットコンロなどで使うガス缶)を燃料とするセンゴクアラジンのポータブルガスストーブを使いました。
これも今シーズン最後になるかなぁ。
薪ストーブの導入により出番は減りましたが、燃料調達を含めて簡単に扱えるし幕内をちゃんと温められるし、移動も楽なので便利なアイテムです。
おまけ
初日はテントで食事をしたのですが、2日目はこっちも使わないと勿体ないということで屋根スペースを活用しました。
備え付けのブランコは取り外しが可能でとても広くスペースが使えます。
サイトを移動する感じで荷物を持ち運びしなければならなかったですが、備え付けの焚き火リングを使ってみたり、広いスペースを持て余したり&ランタンがたくさん必要だったりして楽しめました。
なお、すぐ隣りに滑り台が常設なので、子どもは食事中でもガンガン遊びます(笑)
宇都宮のクラフトビール 麦太郎/麦次郎
宇都宮産麦芽とチェコ産のザーツホップをふんだんに使用した、重厚なコクときりっとしたしまりのある苦味が特徴のピルスナータイプのクラフトビール。
麦の旨みと苦味が絶妙なバランスで、とても美味しかったです。
次郎は太郎からビール酵母を濾過した、すっきりした味わいになっています。
現地の酒屋さんでたまたま目にして買ってみたものなので、通販あるのかな~?と思って調べてみたら、ちゃんとありました!
ちょっと値段が張りますが、それに見合う美味しさなので、特にビール好きの方におすすめです!
注意点
最後に、キャンプ・アンド・キャビンズを利用する上での注意点をいくつか。
防寒対策は忘れずに
那須高原にあるキャンプ場なので、昼は暑くても夜は冷えます。
実際、僕が行った日は日中の最高気温は20℃近くまで上がるものの、夜は一気に冷えて1℃~3℃になりました。
ふもとっぱらのように風が強かったり凍えるような感じにはならなかったものの、これからのシーズンでも朝晩は冷え込むと思いますので、防寒や上着を持って行くなどの対策は必要です。
週末や夏休みは大賑わい
Twitterで繋がりのある方が週末に行かれていて、それで聞いていたのですが週末はとんでもない混雑になるようです。
今回僕も利用したキッズプレイサイトは柵などは無いので、他の家族の子どもたちが遊具で遊びに来る、ということもあるようです。
僕は一向に構わないのですが、何か怪我でもしたら大変だと目が離せなくなってしまうのではないかと思いますし、その方が言われていたのは親は自分のサイトでワイワイ飲んでいて、子どもだけが遊びに来てしまう、ということだったのでちょっと気疲れしてしまうかもしれません…。
特に遊具がある屋根付きのスペースは焚き火リングがあるので、日中から焚き火をするような場合はさらに注意が必要になってしまいますね…。
ライブカメラでキャンプ場の様子が見られますので、気になる方は週末の様子を事前に確認した方が良いかもしれません。
イベントやお風呂は週末&ハイシーズンのみ
僕が行ったのは平日だったので、利用者も少なくとっても静かでしたが、反面このキャンプ場の売りでもあるさまざまなイベントは開催されていません。
平日は本当に静かーに過ごす感じになりますので、イベントやアクティビティを楽しみたい方は、イベントカレンダーを確認して実施有無を確認された方が良いと思います。
また、露天風呂の営業も週末や夏休み等に限られるようで、平日はクローズしていますのでシャワー利用となります。
この点も気になる方は注意が必要です。
キャンプ・アンド・キャビンズ 那須高原:キャンプ場データ
基本情報
開設:通年
チェックイン:14:00~17:00(おまけの金曜日は20時まで受付可能)
チェックアウト:12:00もしくは13:00(区画によって異なる)
住所:栃木県那須郡那須町高久甲5861-2
電話:0287-64-4677
https://www.camp-cabins.com/
設備
サイトの広さ:区画によって異なる
オートキャンプ:〇
電源サイト:すべてのサイトに電源付属
風呂・シャワー:露天風呂(開放日のみ)、シャワー施設あり
水洗洋式トイレ:あり
給湯設備:あり
ランドリー:あり
Wi-Fi:あり
サイト利用料金
サイトのバリエーションが豊富で付帯する設備によって料金が異なります。
大きくはオートキャンプサイトとキャビン・コテージで変わるのと、繁忙期によって価格帯が設定されています。
いずれの設備も大人2名・車1台と子ども料金は無料です。
また、WILD-1、JAC(日本オートキャンプ協会)、くるま旅クラブ、ロゴスの会員証を提示すると1泊あたり500円の割引があります(トップシーズン以外)
区画名\シーズン | バリュー | レギュラー | トップ | 区画数 | 基本料金に含む |
---|---|---|---|---|---|
オートキャンプサイト | 4,950 | 6,050 | 8,800 | 14 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”ブランコ” | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 1 | 大人2・車1 |
チョイ広めオートキャンプサイト | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 9 | 大人2・車1 |
チョイ広めオートキャンプサイト”ブランコ” | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 1 | 大人2・車1 |
広めのオートキャンプサイト | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 5 | 大人2・車1 |
ドッグキャンプサイト | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 3 | 大人2・車1 |
ドッグキャンプサイト”木陰” | 5,500 | 6,600 | 9,350 | 1 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”焚火” | 6,050 | 7,700 | 9,900 | 2 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”暖炉” | 6,050 | 7,700 | 9,900 | 4 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”囲炉裏” | 6,050 | 7,700 | 9,900 | 3 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”ガレージ” | 8,800 | 11,000 | 16,500 | 1 | 大人2・車1 |
オートキャンプサイト”語らい” | 7,700 | 9,900 | 14,300 | 1 | 大人2・車1 |
プレミアムオートキャンプサイト | 6,600 | 8,800 | 11,000 | 3 | 大人2・車1 |
キッズプレイサイト | 6,050 | 7,700 | 9,900 | 1 | 大人2・車1 |
ファイヤーリングサイト | 6,050 | 7,700 | 9,900 | 1 | 大人2・車1 |
ファイヤーリングサイトプラス | 6,600 | 8,250 | 10,450 | 1 | 大人2・車1 |
バンガロー | 11,000 | 13,200 | 14,850 | 3 | 大人2・車1 |
カントリーキャビン | 13,200 | 16,500 | 18,150 | 7 | 大人2・車1 |
ドッグガーデンキャビン“消防車”のベッド | 13,200 | 16,500 | 18,150 | 1 | 大人2・車1 |
ドッグガーデンキャビン“お城”のベッド | 13,200 | 16,500 | 18,150 | 1 | 大人2・車1 |
カントリーキャビン”薪ストーブ” | 13,750 | 17,050 | 18,700 | 2 | 大人2・車1 |
カントリーキャビン “焚火” | 14,850 | 17,600 | 19,250 | 10 | 大人2・車1 |
2ルームキャビン “焚火” | 17,600 | 24,200 | 26,400 | 2 | 大人2・車1 |
サンルームキャビン | 15,400 | 21,450 | 24,200 | 6 | 大人2・車1 |
ボックスキャビン | 15,400 | 21,450 | 24,200 | 4 | 大人2・車1 |
ボックスキャビン(広めデッキ) | 15,950 | 22,550 | 25,300 | 2 | 大人2・車1 |
コテージ | 22,000 | 26,400 | 31,900 | 4 | 大人2・車1 |
焚火コテージ | 23,100 | 27,500 | 33,000 | 1 | 大人2・車1 |
焚火コテージプラス | 24,200 | 28,600 | 35,200 | 1 | 大人2・車1 |
カントリーキャビン “語らい” | 18,700 | 25,300 | 30,800 | 1 | 大人4・車2 |
ツインキャビン”語らい” | 20,900 | 30,800 | 36,300 | 1 | 大人4・車2 |
屋根付バーベキュー場(大人) 屋根付バーベキュー場(3才以上) 屋根付バーベキュー場(車1台につき) | 1,100 550 550 | 1,100 550 550 | 1,100 550 550 |
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